中学3年美術の期末テスト|美術史と鑑賞の問題の対策

中学3年の美術の期末テストで、美術史と鑑賞の問題を3点セットで覚える方法を解説する記事のアイキャッチ

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『美術のテストって、何を覚えればいいのか分からない』と、毎回なんとなく受けてしまっている人も多いはずです。

結論から言うと、中学3年の美術の期末テストは、授業で扱った作品と、その作品の「いつ・どこ・どんな特徴」を覚えるのが中心になります。そこに、自分の感じたことを書く鑑賞の問題が加わる形です。

この記事を読めば、美術史と鑑賞の問題を3点セットで整理する方法と、記述問題の書き方が分かります。

目次

中3美術の期末テストでは何が出る?

先に結論

中3の美術のテストは、授業で扱った作品や技法、美術の歴史、鑑賞の問題が中心です。範囲や出し方は先生によって大きく違うので、授業プリントと先生の説明がいちばんの手がかりになります。

美術は、学習指導要領で中2と中3がまとめて「第2学年及び第3学年」として内容が決められています。そのため、何をどの学年で扱うかは、学校と先生の計画によって違うんです。

テストに出やすい内容中身の例
作品の知識授業で見た作品の作者、時代、国
美術の歴史日本の美術の移り変わり、各時代の作品の特徴
鑑賞作品を見て感じたこと、作者の工夫を書く
色や形の知識色の三属性、遠近感や立体感の出し方
授業の制作自分の作品の工夫やねらい

学習指導要領では、2・3年の鑑賞で、日本の美術の大まかな移り変わりをとらえながら各時代の作品の特質を感じ取れるよう配慮する、とされています。中3で美術史の問題が出やすいのも、この流れと関係しています。

授業プリントのどこを見る?

美術のテストは、授業プリントからそのまま出ることもあります。プリントを見直す時は、次の所に注目してみてください。

授業プリントの見直しポイント
  • 先生が板書した言葉や、線を引くように言われた所
  • 作品の写真の横に書かれた、時代や作者の説明
  • 穴うめになっている所(テストでも同じ形で出ることがある)
  • 自分で書いた感想やふり返りの欄

プリントをなくしてしまった時は、友達に見せてもらうか、先生に相談してみましょう。美術はプリントが教科書の代わりになっていることも多いので、早めに集めておくと安心です。

美術のテスト全体の勉強法は美術の期末テストでまとめています。

色の三属性は、名前と意味をセットで

色の問題では、色の三属性(色相・明度・彩度)がよく扱われます。授業や教科書によっては「色の三要素」とも呼ばれます。

言葉簡単に言うと
色相赤・青・黄などの色味
明度色の明るさ
彩度色の鮮やかさ

言葉を覚えるだけでなく、授業で作った作品のどこにどう使ったかと結びつけて覚えると、記述問題にも使えます。

遠近感や立体感の出し方も確かめる

学習指導要領では、余白や空間の効果、立体感や遠近感、量感や動勢などをとらえることも大事にされています。授業で遠近感を出す描き方(遠近法)を習った時は、テストで聞かれることがあります。

例えば「遠くの物を小さく描く」「遠くの物ほど色をうすくする」などは、絵に奥行きを出す工夫としてよく使われます。授業で先生が説明した方法を、自分の言葉で言えるようにしておきましょう。中1で習った内容の復習は中1美術の期末テストを見てみてください。

美術史は「いつ・どこ・どんな特徴」の3点セットで覚える

先に結論

作品を1つずつ「いつ(時代)」「どこ(国や地域)」「どんな特徴」の3つで表にすると、似た作品を区別しやすくなります。

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。

美術史の問題では、作品の名前と作者だけを覚えても、『この作品はどの時代?』と聞かれると答えられないことがありますよね。3点セットで覚えると、こうした問題に強くなります。

作品(授業プリントから)いつどこどんな特徴
授業で見た作品1時代を書く国や地域を書く先生の説明や教科書の言葉を書く
授業で見た作品2時代を書く国や地域を書く色・形・材料・描き方の特徴を書く
例 浮世絵江戸時代日本授業プリントの説明を写す
美術史の作品を、いつ・どこ・どんな特徴の3点セットで表に整理する方法を示した図解

学習指導要領の解説では、鑑賞の例として「江戸時代の浮世絵と西洋の美術作品を比べて見る」ことが挙げられています。授業でこうした比べ方をした時は、表を2行並べて違いを書き込んでおくと覚えやすいです。

3点セットの表の作り方

表は、授業プリントと教科書を見ながら作ります。

3点セットの表を作る手順
  1. テスト範囲の授業プリントと教科書のページを集める
  2. 出てきた作品を、ノートに1行ずつ書き出す
  3. 時代と国を、プリントや教科書から書き写す
  4. 「どんな特徴」の欄に、先生が授業で話したことを書く
  5. 作品名を隠して、特徴から作品名を言えるか試す

『どんな特徴』の欄は、自分の言葉で短く書くのがコツです。色、形、材料、描き方のどれが目立つかを書いておくと、記述問題でもそのまま使えます。

似た作品は「ちがい」を1つ書く

同じ時代や同じ国の作品は、覚えているうちに混ざってしまうことがあります。『どっちがどっちだっけ』となるのは、覚え方が足りないのではなく、ちがいを書いていないからかもしれません。

混ざりやすい作品を区別するコツ
  • 同じ時代の作品は、材料や描き方のちがいを1つ書く
  • 日本と外国の作品は、比べた時のちがいを書く
  • 作品の写真を見て、3点セットを言えるか試す
  • 教科書の年表に、覚えた作品の場所を書き込む

鑑賞の問題は「見た所」と「感じたこと」を分けて書く

先に結論

鑑賞の記述問題は、作品の「見て分かること」を書いてから「自分が感じたこと」を書くと、まとまりのある答えになります。

鑑賞の問題で『感じたことを書いて』と言われても、何を書けばいいか迷いますよね。そんな時は、書く順番を決めておくと手が止まりにくくなります。

書く順番中身の例
1 見て分かること色の使い方、形、構図、余白、明るさ
2 そこから感じたこと静か、力強い、楽しそう、などの印象
3 作者の工夫だと思う所なぜその色や形を選んだと思うか
美術の鑑賞の記述問題を、見て分かること、感じたこと、作者の工夫の順で書く方法を示した図解

例えば「全体に青っぽい色が多く、人物が小さく描かれている。だから静かでさびしい感じがする」のように、見た所と感じたことをつなげて書きます。

もう一つ、例を挙げてみますね。

「手前の人物が大きく、奥の建物が小さく描かれていて、広い場所にいるように感じる。作者は奥行きを出すために大きさを変えたのだと思う」

このように作者の工夫まで1文足せると、答えに厚みが出ます。授業で見た作品を1つ選んで、この形で書く練習をしておくと、本番で手が止まりにくくなりますよ。

学習指導要領では、形や色彩、材料、光などの性質が感情にもたらす効果を理解することが、中学の美術の共通の内容とされています。見た所を根拠にして感じたことを書くのは、この考え方に沿った書き方なんです。

記述に使える言葉のリスト

見た所を書く時に使える言葉を、いくつか持っておくと書きやすくなります。

見る所使える言葉の例
色あたたかい色、冷たい色、明るい、暗い、鮮やか
形丸い、角ばった、大きく描かれている、細かい
配置中央にある、余白が広い、手前と奥がある
筆のあと力強い、なめらか、細かく重ねている

自分の作品について書く問題でも、同じ言葉が使えます。「どこを工夫したか」を色や形の言葉で書き、「なぜそうしたか」を1文足すとまとまります。

よくある失敗

「きれいだと思った」「すごいと思った」だけで終わってしまう。どこを見てそう思ったのかを、色や形の言葉で1つ足してください。

中3美術の期末テストでよくある相談

先に結論

「全国どこでも同じ範囲?」「入試に出ないのになぜテストがあるの?」「授業の感想は何を書く?」という相談が多いです。

中学3年の美術の期末テストについてよく見かける相談から、3つ選んで答えます。

美術の範囲は、全国どこでも同じ?

中3の2学期の美術や保健体育、技術家庭のテストは、全国どこでも同じような範囲なのか、という相談がありました。

答えは「学校によってかなり違う」です。学習指導要領で決まっているのは学ぶ内容の大まかな方向で、どの作品を扱うか、何をテストに出すかは先生の授業の計画で変わります。

ネットで見つけた範囲より、自分の学校の授業プリントを信じてくださいね。

範囲表に「授業で扱った内容」としか書かれていない時は、先生にこう聞いてみるのも一つの方法です。

「授業プリントのほかに、教科書から出る所はありますか?」

入試に出ないのに、どうして美術のテストがあるの?

受験に出ない教科なのに、なぜ期末テストで出すのか、という相談もありました。

美術も、ほかの教科と同じように成績がつく教科です。通知表の成績は、テストの点だけでなく、作品づくりや授業での取り組みも合わせて、学校ごとの決め方でつけられます。

高校入試で調査書(内申書)を使う地域では、実技教科の成績も使われることがあります。扱いは都道府県によって違うので、学校の先生に確かめてみてください。実技教科の勉強法は期末テストの実技教科でまとめています。

テストで「授業の感想」を書く問題がある

テスト範囲に、授業の感想を書く部分があって何を書けばいいか分からない、という相談もありました。

感想の問題でも、鑑賞の問題と同じ書き方が使えます。「授業で何をしたか」「どこを工夫したか」「やってみて感じたこと」の順で書くと、まとまりやすくなります。

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テスト前の1週間の見直し方

先に結論

中3の美術は、授業の時間が少ない分、テスト範囲がしぼられていることもあります。授業プリントを中心に、1週間前から少しずつ見直していきましょう。

中3の美術の授業は、標準では年間35単位時間です。ほかの5教科にくらべると少ないので、範囲がそれほど広くならないこともあるんです。

日にちやること
1週間前授業プリントを集め、3点セットの表を作る
4日前色の三属性など、言葉の意味を確かめる
2日前作品名を隠して、3点セットを言えるか試す
前日鑑賞の書き方の順番を見直す

『5教科で手一杯で、美術まで手が回らない』という人もいますよね。美術は、まとめて1日やるより、5教科の勉強と同じ日に15分ずつ組み込むのがおすすめです。

例えば、数学の勉強のあとに気分転換として3点セットの表を見る、というように使うと続けやすくなります。中3の期末テスト全体の進め方は中学3年生の期末テストで書いています。

よくある質問

中学3年の美術の期末テストは、何を勉強すればいいですか?

授業プリントと教科書のうち、授業で扱った作品と言葉が中心です。作品は「いつ・どこ・どんな特徴」の3点セットで、言葉は意味とセットで覚えてみてください。

美術史の作品が覚えられません。

作品名と作者だけを覚えようとすると混ざりやすいです。時代、国、特徴の3つを表にして、作品名を隠して言えるかを試してみてください。

鑑賞の問題で、正解はありますか?

感じ方に正解は1つではありません。ただ、どこを見てそう感じたのかを、色や形などの言葉で書くことが大事です。見た所と感じたことをつなげて書いてみてください。

中2の美術の内容も出ますか?

美術は中2と中3の内容がまとめて決められているので、中2で扱った内容が出ることもあります。範囲表と先生の説明で確かめてください。

実技のテストや作品の提出もありますか?

学校によっては、ペーパーテストのほかに作品の提出や実技のテストがあります。作品は締め切りまでに仕上げることが大事なので、テスト前に提出物が残っていないかも確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 中学3年の美術の期末テストは、授業で扱った作品、美術史、鑑賞、色や形の言葉が中心
  • 美術史は「いつ・どこ・どんな特徴」の3点セットの表で覚える
  • 鑑賞の問題は、見て分かることから感じたことへの順で書く
  • 範囲や出し方は学校によって違うので、授業プリントが一番の手がかり
  • 1週間前から少しずつ見直すと、5教科の勉強と両立しやすい
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期末テストドットコム 編集部

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