中学3年生の期末テスト|受験勉強と両立する進め方

中学3年生が期末テストと受験勉強を両立させる進め方を解説する記事のアイキャッチ

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『受験勉強もしなきゃいけないのに、期末テストの勉強まで手が回らない』と悩んでいる中学3年生も多いはずです。

結論から言うと、中学3年生の期末テストと受験勉強は、別々のものとして分けすぎない方がうまくいきます。同じ勉強で両方に効く所を先に見つけて、そこから時間を使いましょう。

この記事を読めば、中3の1年間で期末テストと受験勉強をどう並べて進めればいいかが分かります。

目次

中学3年生の期末テストは何が変わる?

先に結論

中3の期末テストは、範囲の中身が難しくなるうえに、受験勉強や模試と時期が重なります。勉強の量より「何を一緒にやるか」を決めることが大事になります。

中学三年生(中3)になると、テスト前の空気が少し変わりますよね。まわりが受験の話をし始めて、焦りを感じる人もいると思います。

まずは、中1・中2の頃と何が変わるのかを見ておきましょう。

変わること中3の期末テストでよくあること
範囲の中身数学・理科などで、考え方を組み合わせる単元が増える
時期の重なり模試や受験の準備とテスト前が重なる
部活夏ごろに引退する人が多く、使える時間が変わる
成績の使われ方高校入試の資料になる調査書(内申書)に関わる

テストの時期や回数は学校によって違います。2学期制の学校では前期・後期の期末テストになることもあるので、自分の学校の予定を確かめてくださいね。

中学校の期末テスト全体のしくみは中学の期末テストでまとめています。

中3で習う主な内容

中3の内容は、学習指導要領で学年ごとに決められています。ただ、単元の順番や何月に習うかは教科書と学校の計画によって違います。

教科中3で扱う主な内容
数学平方根、展開と因数分解、二次方程式、相似、円周角と中心角、三平方の定理、関数 y=ax²、標本調査
理科運動とエネルギー、化学変化とイオン、生命の連続性、地球と宇宙、自然と人間
社会歴史の続き(近現代)と公民
国語慣用句や四字熟語、敬語、歴史的背景に注意した古典の読み方

英語の文法は、何年で習うかが教科書によって違います。自分の教科書のテスト範囲を見て確かめましょう。

期末テストと受験勉強、両方に効く所と別々にやる所

先に結論

中3の勉強は「両方に効く所」「期末テストのためにやる所」「受験のためにやる所」の3つに分けられます。両方に効く所から先に時間を使うのが基本の形です。

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。

『期末テストの勉強をしていると、受験勉強が遅れる気がする』という声はよく聞きます。でも実は、期末テストの勉強の多くは、そのまま受験の土台にもなるんです。

分け方中身の例進め方
両方に効く所中3の新しい単元の基本問題、英単語、漢字、理科・社会の用語テスト前もふだんも、いちばん時間を使う
期末テストのためにやる所学校のワーク・プリント、授業ノート、先生が強調した所、実技教科テストの2週間前から集中してやる
受験のためにやる所中1・中2の総復習、模試の解き直し、入試形式の問題テストがない期間に進める
中3の勉強を、期末テストと受験の両方に効く所、期末テストのためにやる所、受験のためにやる所の3つに分けた図解

この表で見ると、「両方に効く所」がいちばん大きいことが分かりますよね。期末テストの勉強をきちんとやることは、受験勉強からの寄り道ではありません。

教科ごとに見ると、どこが両方に効く?

教科によって、両方に効く勉強の中身は少しずつ違います。例を表にしてみました。

教科両方に効く勉強の例期末テストだけの勉強の例
数学中3の単元の計算と基本問題学校のワークの決まった問題
英語単語、教科書本文の音読本文の空所補充や並べかえ
国語漢字、文法、古典のきまり授業で読んだ文章の読み取り
理科用語、実験の目的と結果授業で行った実験のプリント
社会歴史の流れ、公民の用語授業プリントの穴うめ

期末テストだけの勉強も、無駄になるわけではありません。授業で読んだ文章や実験を思い出しながら解くことで、考え方が身についていきます。

「受験のためにやる所」はいつやる?

中1・中2の総復習は、期末テストの直前に始めると両方が中途半端になりがちです。

受験のための勉強を入れやすい時期
  • テストが終わった次の週から、次のテスト範囲が出るまで
  • 夏休みや冬休みなどの長い休み
  • 部活を引退したあとの平日
  • 模試が返ってきた直後(解き直しのため)

テスト前の2週間は、学校のテスト範囲を優先する。テストがない時期は、総復習を進める。この切りかえを決めておくと、迷う時間が減ります。

中1・中2の内容は、中3の単元とつながっている

中3の数学で三平方の定理を使う時、中2で習った図形の性質や、中1の方程式の計算が出てきます。

つまり、中3の単元でつまずいた時は、前の学年に戻って確かめる方が近道なこともあるんです。この時の復習は、期末テストにも受験にも効く勉強になります。

1学期から3学期まで、中3の期末テストの進め方

先に結論

1学期は部活との両立、2学期は受験勉強との両立、3学期は入試の時期との重なりがテーマになります。時期ごとに「何を優先するか」を変えていきましょう。

中3の1年間は、時期によって状況が大きく変わります。ここでは3学期制の学校を例に、ざっくりした流れを見ていきます。

時期よくある状況期末テスト前に優先すること
1学期部活の大会と重なることがある新しい単元の基本問題とワーク
2学期受験勉強が本格的になるワークと解き直し、苦手単元の戻り学習
3学期入試の時期と重なる学校もある学校の指示に合わせて、範囲を確かめる

学期ごとの詳しい進め方は、中3の1学期期末テストと中3の2学期期末テストでそれぞれ書いています。

1学期は部活との両立

1学期の期末テストは、部活の最後の大会と時期が近いことがありますよね。練習で疲れて帰ってくると、机に向かうのも大変です。

そんな時は、平日は「ワークを1ページ」「単語を10個」のように量を決めて、少しずつ進めておきましょう。週末にまとめてやろうとすると、終わらないまま当日になりがちです。

テスト2週間前の切りかえ方

ふだん受験勉強をしている人ほど、テスト前にどこで切りかえるかが大事になります。

テスト前に切りかえる手順
  1. テスト範囲表が出たら、教科ごとのワークの残りを数える
  2. 総復習の教材は一度しまい、学校のワークを机に出す
  3. ワークを1周したら、まちがえた問題に印を付けて解き直す
  4. テストが終わった日に、総復習の続きのページを開いておく

最後の4つ目が意外と大事なんです。テスト後に何から再開するかが決まっていると、気がゆるむ期間が短くなります。

2学期は受験勉強との両立

2学期は、受験勉強の時間を増やしたい時期です。でも、2学期の成績を入試の資料として大事にしている地域もあります。

テスト前の2週間は学校の範囲に集中し、テストが終わったら総復習に戻る。この行ったり来たりを決めておくと、両方が止まりません。

3学期の期末テストはどうなる?

中学3年の3学期の期末テストは、学校によって扱いがかなり違います。入試の時期と重なるため、学年末テストとして早めに行う学校もあれば、範囲を短くする学校もあります。

『3学期は中間と期末の両方あるの?』という相談もよく見かけます。これも学校によって違うので、年間の予定表や先生の説明で確かめておきましょう。

3学期に入ったら確かめておくこと
  • 3学期の期末テスト(学年末テスト)がいつあるか
  • 範囲が3学期の単元だけか、1年分の総復習か
  • 入試の日程とテストの日程が近くないか
  • 提出物の締め切りがいつか

範囲が分かったら、入試の勉強と重なる単元から手をつけておくと、時間をむだにしません。

期末テストの結果と内申のこと

先に結論

内申(調査書)の扱いは都道府県によって違います。どの学年のどの成績が使われるかは、自分の住んでいる地域の情報で確かめることが大事です。

中3になると、『期末テストの点で内申が決まるの?』と気になりますよね。ここは誤解が多いところなので、少していねいに見ていきます。

成績はテストの点だけで決まるわけではない

通知表の成績(評定)は、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点をもとに決まります。評定をどう決めるかは、それぞれの学校が定めています。

テストの点は大事な材料の一つです。ただ、授業での取り組みや提出物なども、学校の決め方に沿って見られています。

ちなみに、国の考え方では「主体的に学習に取り組む態度」は、挙手の回数やノートの取り方のような形だけで評価するものではないとされています。

分からない所を自分で調べたり、解き直したりする取り組みが大事にされている、と考えておくといいですよ。

地域によって、使われる学年が違う

調査書にどの学年の成績を使うかは、都道府県ごとに決められています。平成30年に文部科学省が聞き取った時点では、中学3学年分の評定を記入するとしていた都道府県が41(全体の87%)でした。

つまり、中3だけでなく中1・中2の成績も使われる地域が多かった、ということです。今の扱いは変わっている場合もあるので、最新の情報で確かめてください。例として、公式の資料で確かめられた2つの地域を挙げます。

地域調査書の評定の扱い(例)
東京都(令和8年度入試)中3の評定を記入。中3の1学期と2学期の成績を十分参考にする
神奈川県中2の9教科の評定の合計と、中3の9教科の評定の合計を2倍したものを使う
思い込みに注意

「中3の2学期の成績だけで決まる」と全国共通のように言われることがありますが、地域によって違います。年度によって変わることもあるので、学校の先生や都道府県の教育委員会の情報で確かめてください。

中3の期末テストの結果が通知表と調査書にどうつながるかを、3つの観点と地域ごとの違いで示した図解

中間テストが悪かった時は取り返せる?

『中間テストで悪い点を取ったら、期末で頑張っても取り返せない?』という相談は、とても多いです。

評定は学期全体の学習の様子で決まるので、中間テストの1回だけで決まるわけではありません。期末テストに向けて、中間でまちがえた単元を解き直しておくのがいちばんの近道です。

中学3年生の期末テストでよくある相談

先に結論

「模試と期末が重なる」「中間が悪かった」「3学期のテストはどうなる」という相談が多いです。どれも、予定を書き出して優先順位を決めると動きやすくなります。

中学3年の期末テストについてよく見かける相談から、3つ選んで答えます。

模試と期末テストが同じ時期にある

2週間後に模試と期末テストが続いてあって、どう予定を組めばいいか分からない。そんな相談がありました。

この場合は、まず両方の範囲を書き出して重なる所を探してみてください。中3で習った単元は、模試にも期末テストにも出ることが多いんです。

模試と期末テストが重なった時の組み方
  1. 模試の範囲と期末テストの範囲を紙に並べて書く
  2. 両方に出る単元に印を付けて、そこから始める
  3. 期末テストだけの範囲(ワーク・プリント・実技教科)は2週間前から入れる
  4. 模試だけの範囲(前の学年の内容)は、空いた時間に少しずつ進める

模試は今の実力を確かめるもの、期末テストは学校の成績に関わるもの、と考えると優先順位をつけやすくなります。

中間が60点。期末で何点取れば成績が上がる?

中間テストの点をもとに、期末で何点取れば「4」になるのかを知りたい、という相談もありました。

気持ちはよく分かります。ただ、テストの点から評定をどう出すかは学校ごとに決めているので、何点なら4、と一律には言えないんです。

それよりも、中間テストでまちがえた問題を期末テストまでに解き直しておく方が、確実に前に進めます。どうしても気になる時は、先生に「次の期末で何を頑張ればいいですか」と聞いてみてください。

勉強に集中できない、疲れてしまった

受験と期末テストが重なって、疲れて勉強に集中できないという相談もよく見かけます。

中3は、がんばることが多い1年です。疲れたと感じるのは、それだけ努力してきた証拠でもあります。

つらい気持ちが続く時は、一人で抱えずに、家の人や担任の先生、スクールカウンセラーなど学校の相談できる人に話してみてください。勉強の予定は、休む時間も入れて組み直してかまいません。

毎日の時間の使い方と、人の手を借りる選択肢

先に結論

中3の勉強時間は人によって違うので、まずは今の自分の1日を書き出して、使える時間を測るところから始めましょう。

勉強時間の目安を知りたい人も多いですよね。ただ、部活や通学の時間、睡眠時間は人によって違います。

まずは1週間、自分がどの時間に何をしているかをメモしてみてください。使える時間が分かると、無理のない計画が立てやすくなります。

時間帯テスト2週間前の使い方の例テストがない時期の使い方の例
朝前の日に覚えた用語の見直し英単語や漢字
学校から帰ってすぐ学校のワーク中1・中2の総復習
夜まちがえた問題の解き直し模試の解き直し
寝る前暗記教科の確認その日の復習

勉強時間の考え方は期末テストの勉強時間はどれくらい?でも詳しく書いています。

部活を引退したあとの時間をどう使う?

部活を引退すると、急に時間が増えますよね。でも、増えた時間をそのままスマホに使ってしまう人も少なくありません。

引退したらすぐに、空いた時間に何をやるかを決めておきましょう。例えば「帰ってから1時間は総復習」と決めるだけでも、生活のリズムが作りやすくなります。

「部活をしていた時間は、そのまま勉強の時間にする」と決めてしまう人もいます。練習していた時間帯に机に向かうと、体のリズムを大きく変えずにすむんです。

総復習は、苦手な教科の中1の範囲から始めるのが一つの方法です。中3の単元のもとになっている所を固めておくと、次の期末テストも受けやすくなります。

一人でやるか、人の手を借りるか

受験と期末テストの両立は、計画を立てるだけでも大変です。苦手な単元が多い時や、計画が続かない時は、人の手を借りるのも一つの方法です。

中3は、前の学年の苦手と今の単元が重なって見えやすい時期です。『どこから手をつければいいか分からない』と感じたら、一人で悩みすぎない方がいいかもしれません。

人の手が役立つのは、例えばこんな場面です。

  • つまずいている単元の、もとになっている中1・中2の所まで戻って教えてもらう
  • 学校のテスト範囲と受験の準備を合わせて、いつ何をやるかを一緒に決める
  • 分からない所を、その日のうちに質問する
  • 部活を引退したあとの勉強の習慣を作る

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よくある質問

中学3年生の期末テストは、受験勉強より優先した方がいいですか?

テストの2週間前からは、学校のテスト範囲を優先するのが基本の形です。中3の新しい単元の勉強は受験の土台にもなるので、期末テストの勉強がそのまま受験勉強にもなります。

中学3年の3学期にも期末テストはありますか?

学校によって違います。入試の時期と重なるため、学年末テストとして早めに行ったり、範囲を短くしたりする学校もあります。年間の予定表や先生の説明で確かめてください。

期末テストの点数が悪いと、内申はどうなりますか?

評定は3つの観点をもとに、学校ごとの決め方で出されます。テストの点は大事な材料の一つですが、それだけで決まるわけではありません。どの学年の成績が入試に使われるかも、都道府県によって違います。

3年の期末テストで、実技教科も勉強した方がいいですか?

実技教科も通知表の成績に関わります。授業プリントや教科書の太字を、テストの1週間前くらいから少しずつ見直しておくと安心です。

部活を引退するまで受験勉強ができません。間に合いますか?

引退までは、テスト前の勉強を丁寧にやること自体が受験の土台になります。引退したら、空いた時間に中1・中2の総復習を入れていきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 中学3年生の期末テストは、範囲が難しくなり、受験や模試と時期が重なる
  • 勉強を「両方に効く所」「期末のため」「受験のため」の3つに分けて考える
  • テスト前の2週間は学校の範囲を優先し、ない時期に総復習を進める
  • 調査書に使われる学年や学期は都道府県によって違う
  • 両立がつらい時は、一人で抱えずに人の手を借りるのも一つの方法
期末テストドットコム

期末テストドットコム 編集部

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