中学3年2学期期末テストの対策|入試前の大事な定期テスト

中学3年2学期期末テストの対策を、受験勉強との両立の視点で解説する記事のアイキャッチ

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受験勉強が本格的になってきた中で迎える、中学3年2学期期末テスト。『入試の勉強と定期テスト、どっちを優先すればいいの?』と迷っている人も多いはずです。

結論から言うと、中3の2学期の期末テストは、入試勉強と切り離さずに「入試の土台づくり」として受けるのが基本の形です。そのうえで、自分の住んでいる都道府県で、このテストの成績がどう使われるかを先に確かめておくと、力の入れ方が決めやすくなります。

この記事を読めば、中3の二学期(2学期)期末テストまでの過ごし方と、教科ごとの進め方が分かります。

目次

中学3年2学期期末テストはなぜ大事と言われるの?

先に結論

多くの地域で、高校入試の資料になる調査書(内申書)には中3の成績が入ります。2学期の期末テストは、その成績に関わることが多い時期のテストです。ただし、どの学年・どの学期の成績を使うかは都道府県で違います。

「中3の2学期の期末は大事」と先生や先輩から言われたこと、ありますよね。理由は、高校入試で使われる調査書との関係です。

中学校の校長は、高校に進学する生徒の調査書を進学先に送ることになっています。高校は、その調査書と学力検査の成績などを資料にして合否を決めます。

都道府県によって、使う学年が違う

大事なのは、調査書にどの学年の成績を入れるかが、都道府県で違うことです。公式の資料で確かめられる例を2つ挙げます。

地域(例)調査書の成績の扱い
東京都(令和8年度入試)中3の成績を記入し、1学期と2学期の成績を十分参考にする
神奈川県(県の制度の概要より)中2の9教科の評定の合計と、中3の9教科の評定の合計を2倍したものを使う

東京都の例では中3の成績が中心で、神奈川県の例では中2の成績も入ります。同じ「内申」でも、中身はこれだけ違うんです。

どちらも年度によって変わることがあるので、受験する年度の情報を確かめてください。他の道府県の扱いは、それぞれの教育委員会の発表で確認しましょう。

2学期制の学校の場合

2学期制の学校では「2学期の期末テスト」という言い方をしないことも多いです。東京都の例では、2学期制の学校は前期の成績と、後期の12月31日までの学習状況を十分参考にする、とされています。

「推薦で決まる」と言われるのはなぜ?

私立高校の推薦入試などでは、調査書の評定を出願の目安にする学校もあります。その場合、中3の2学期までの成績が判断材料になることが多いので、このテストが「勝負」と言われやすいんです。

ただ、条件は高校ごとに違います。志望校の募集要項や学校説明会で、どの時点の成績を見るのかを確かめておきましょう。

自分の地域の扱いを確かめるチェックリスト

先に結論

「中3の2学期の成績で全部決まる」とは限りません。テスト勉強を始める前に、住んでいる地域と志望校で何が使われるのかを確かめておくと、焦りすぎずに済みます。

『みんな大事って言うけど、うちの県ではどうなの?』という疑問は、とても大事です。確かめ方は難しくありません。

中学3年の2学期期末テストの前に、調査書の扱いを確かめるチェックリストの図解
確かめておきたいこと
  • 自分の都道府県の公立高校入試で、調査書に何年生の成績が入るか
  • 中3の成績のうち、どの学期(または前期・後期)までが入るか
  • 学力検査をする教科としない教科で、評定の扱いに違いがあるか
  • 志望する私立高校の推薦や単願で、評定の目安があるか
  • 自分の学校が3学期制か2学期制か

調べ方は、担任の先生に聞くのがいちばん確実です。三者面談や進路説明会の資料にも、地域の入試のしくみが書かれていることが多いので、手元のプリントを見直してみてください。

確かめたあとの考え方

確かめた結果によって、力の入れ方は少し変わります。

確かめた結果中3の2学期期末テストへの向き合い方
中3の2学期までの成績が大きく関わる定期テストの範囲を最優先にして、入試勉強はテスト後に戻す
中2の成績も同じくらい関わる中3の成績も大事なので、手を抜かずに受ける
推薦で評定の目安がある目安にあと少し届かない教科に時間を多めに配る
学力検査の比重が大きいテストの範囲の勉強を、そのまま入試の復習としても使う

どの場合でも、中3の2学期期末テストを軽く見ていい、という結論にはなりにくいです。内申だけでなく、テストの範囲そのものが入試範囲の一部だからです。

受験勉強と期末テストの勉強はどう両立する?

先に結論

テスト2週間前からは、テスト範囲の勉強を中心にします。中3の2学期に習う内容は入試にも出る単元が多いので、テスト勉強がそのまま受験勉強になります。

『受験勉強の時間が減るのが不安』という声はよく聞きます。模試の結果が気になって、問題集を進めたくなる時期でもありますよね。でも実は、2学期の範囲は入試でも問われる内容が中心です。

例えば数学なら、学習指導要領で中3に入っている内容は、平方根、展開と因数分解、二次方程式、相似、円周角、三平方の定理、関数y=ax²、標本調査です。教科書によって順番は違いますが、2学期のテスト範囲にはこのうちのいくつかが入ることが多いです。

例えば、友達とこんな会話をしたことはありませんか。

「期末の勉強してる?」「いや、入試の問題集やってる。期末は内申にしか関係ないし」

でも、期末テストの範囲を固めることは、入試の問題集を解く時の土台にもなります。どちらか一方ではなく、時期によって配分を変えるのがコツです。

時期ごとの配分の目安

時期期末テストの勉強入試の勉強
テストの1か月前ごろ授業の復習とワーク1周目を少しずつ1・2年の復習を中心に
テスト2週間前からテスト範囲を中心に、ワークを2周目まで毎日少しだけ続ける(英単語・漢字など)
テスト前の3日間暗記の確認と、間違えた問題の解き直しお休みしても大丈夫
テストが終わったあと答案のやり直し入試の勉強に戻り、テストで落とした単元も復習

入試の勉強を完全に止めると、テスト後に戻るのが大変になります。英単語や漢字のように毎日少しずつ続けられるものは、テスト期間中も細く続けておきましょう。

よくある失敗

入試の問題集ばかり進めて、学校のワークが提出日に間に合わないパターンです。提出物は評価の材料の一つになることが多いので、テスト範囲のワークは先に終わらせておきましょう。

中3の1年間を通した進め方は、中学3年生の期末テストでまとめています。

教科別、中3の二学期期末テストの進め方

先に結論

5教科は「入試にも出る単元」として、基本問題を落とさないことを最優先にします。実技教科は授業プリントと教科書の範囲を確かめて、短い時間で回します。

教科ごとに、範囲になりやすい内容と進め方を見ていきます。テスト範囲は学校によって違うので、学校のテスト範囲表で確かめてから始めましょう。

5教科の進め方

教科中3で学ぶ内容の例(教科書によって順番は違います)進め方
数学相似、円周角、三平方の定理、関数y=ax² など計算と基本の図形問題を先に固め、証明は書き方の型を覚える
英語教科書の本文と、その単元で出てきた文法本文を音読し、新しく出た表現で英文を書けるか確かめる
理科運動とエネルギー、化学変化とイオン、生命の連続性、地球と宇宙 など用語の暗記と、計算・グラフの問題を分けて練習する
社会歴史の近現代や、公民の内容流れをノートにまとめ、用語は問題形式で覚える
国語教科書の文章、漢字、古典授業で扱った文章の要点と、先生が強調した所を見直す

英語は、教科書の本文がそのまま出題される学校が多い教科です。本文を何も見ずに日本語の意味が言えるか、新しく出た表現を使って自分の文が書けるかを確かめておきましょう。

国語は、授業で扱った文章から出ることが多いです。先生が黒板に書いた要点や、プリントの問いに対する答えを見直しておくと、記述問題にも対応しやすくなります。

理科の天体の単元のように、図をかいて考える問題は苦手な人が多いところです。教科書の図を自分で書き写しながら、どの方角に何が見えるかを説明できるようにしておくと安心です。

実技教科は「授業プリント」が中心

保健体育、美術、技術・家庭、音楽の実技教科も、多くの学校で期末テストがあります。内容は学校や先生によってかなり違います。

実技教科の進め方
  1. テスト範囲表で、教科書のページと授業プリントの範囲を確かめる
  2. 授業プリントの空欄や、先生が板書した用語を書き出す
  3. 書き出した用語を、問題形式で答えられるか確かめる
  4. 前日に、まとめたものをもう一度見直す

『実技は捨ててもいいかな』と考えたくなるかもしれません。ただ、都道府県によっては、学力検査をしない教科の評定を重く扱う例もあります。東京都の令和8年度の入試では、学力検査をしない教科の評定を2倍にして調査書点を出すとされていました。

2週間前からの勉強計画表

先に結論

2週間を「ワーク1周目」「ワーク2周目と苦手のやり直し」「暗記の総仕上げ」の3つに分けると、入試の勉強を細く続けながらテスト範囲を回せます。

ここでは、テスト2週間前からの計画表の例を紹介します。部活を引退したあとで放課後の時間が増えている人は、その時間をうまく使いましょう。

中学3年2学期の期末テストに向けた、2週間前からの勉強計画を3つの段階で示した図解
期間やること入試の勉強
14〜10日前5教科のワーク1周目。間違えた問題に印を付ける英単語・漢字を毎日少し
9〜5日前ワーク2周目は印の問題だけ。実技教科のプリントをまとめる英単語・漢字を毎日少し
4〜2日前暗記教科の総仕上げ。数学と理科の計算問題を解き直すお休み
前日印の問題をもう一度。早めに寝るお休み

日数は学校のテストの日程に合わせて調整してください。計画表の作り方をもっと詳しく知りたい時は、2学期の期末テスト全体の話をまとめた2学期の期末テストも参考になります。

生活のリズム別の調整のしかた

同じ計画表でも、放課後の過ごし方によって使い方は変わります。自分に近いものを選んで、少しずつ調整してみてください。

生活のリズム調整のしかた
部活を引退して放課後が空いた帰宅後すぐの1時間をワークに使い、夜は暗記と入試の勉強に回す
まだ部活や行事の練習が続いている平日はワークの印の問題だけにしぼり、週末に1周目の残りを進める
塾や模試の予定が多い塾の宿題とテスト範囲が重なる所を先にやり、重ならない所は週末に回す

『計画どおりに進まなかったらどうしよう』と心配な人は、週末に半日だけ「予備の時間」を空けておくと安心です。

1学期の期末テストの答案を使う

中3の1学期の期末テストの答案が残っていたら、それも計画に入れましょう。前回どこで点を落としたかが分かると、今回気をつける所がはっきりします。

1学期のテストの振り返り方は、中3の1学期期末テストでも紹介しています。

テストが終わったら、答案を入試の復習に回す

テストが終わった直後は、ほっとして答案をしまいたくなりますよね。でも、中3の2学期の答案は、入試に向けたいちばん身近な教材なんです。

テスト後の3日間でやること
  1. 全教科の答案と問題用紙を1つのファイルにまとめる
  2. バツの問題を「覚えていなかった」「解き方が分からなかった」「ケアレスミス」に分ける
  3. 「解き方が分からなかった」問題を、入試の問題集の同じ単元とあわせて解き直す

例えば数学の相似で証明が書けなかったなら、入試の問題集の相似の証明を数問やっておきます。同じ単元をテストと入試の両方の目で見直せるので、効率がいいんです。

一人で進めるか、人の手を借りるか

入試の勉強とテスト勉強を一人で両立させるのが大変な時は、計画づくりや苦手単元の戻り学習を手伝ってもらうのもひとつの方法です。

中3の2学期は、やることが一気に増える時期です。『何から手をつければいいか分からない』という状態になる人も少なくありません。

人の手が役立つのは、例えばこんな場面です。

  • 1・2年生の単元でつまずいた所まで戻って教えてもらう
  • 学校のテスト範囲に合わせて、入試の勉強とのバランスを一緒に決める
  • 分からない問題を、その日のうちに質問する
  • 毎日決まった時間に机に向かう習慣をつくる

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家庭教師を頼むタイミングや選び方は期末テスト対策に家庭教師は必要?で、塾との比べ方は塾と家庭教師どっち?で詳しく書いています。

中3の2学期期末テストのよくある相談

先に結論

「受験勉強を優先して、期末は頑張らなくていい?」「体調を崩して実力が出せなかった」「実技の範囲は全国同じ?」という相談がよく見られます。

中3の2学期期末テストについて寄せられる相談から、よくあるものを要約して紹介します。

相談1:2学期の期末テストは頑張る必要がないの?

受験生として入試の勉強を進めたいので、2学期の期末テストはあまり頑張らなくてもいいのでは、という相談です。

その気持ちはよく分かります。ただ、ここまで見てきたように、多くの地域で中3の成績は調査書に入りますし、2学期の範囲は入試にも出る内容です。

まずは、自分の地域と志望校で、2学期の成績がどう使われるかを先生に確かめてみてください。そのうえで、テスト勉強を入試の復習として使うつもりで取り組むと、どちらも無駄になりません。

相談2:内申に響く大事なテストで、体調を崩して実力が出せなかった

内申書に響く大切なテストだったのに、風邪をひいて思うように解けなかった、という相談です。答案が返ってきて落ち込んでいる様子でした。

体調を崩すのは誰にでもあることなので、自分を責めないでくださいね。評定はテストの点数だけで決まるわけではなく、提出物や授業での取り組みなども合わせて、学校ごとのやり方で決められています。

今からできるのは、残りの提出物をきちんと出すことと、答案をやり直して入試に向けた復習に使うことです。成績のことが心配なら、担任の先生に相談してみましょう。

相談3:中3の2学期の保健体育・美術・技術家庭の範囲は全国同じ?

実技教科の期末テストの内容は、全国どこでも同じなのか、という相談です。

答えは「同じではない」です。学習指導要領で学ぶ内容の大枠は決まっていますが、何をいつ扱うか、テストに何を出すかは学校や先生によって違います。

ネットで他の学校の問題を探すより、自分の学校の授業プリントと教科書の範囲をしっかり見直すほうが近道です。

志望校の話は一人で抱えない

内申が足りるか、志望校を変えるべきか、という悩みは、担任の先生や進路の先生と一緒に考えるのがいちばんです。数字だけで自分で決めつけず、面談の機会を使ってみてください。

テスト直前で「もう間に合わない」と焦っている時は、期末テストがやばい時の対処法も読んでみてください。テストのしくみそのものは期末テストとは?で解説しています。

よくある質問

中学三年生の二学期期末テストで、内申点は全部決まりますか?

全部が決まるとは限りません。調査書にどの学年・どの学期の成績を入れるかは都道府県で違い、評定はテストの点数以外の材料も合わせて学校ごとに決められています。自分の地域のしくみを担任の先生に確かめてみてください。

中学3年生2学期期末テストの勉強は、いつから始めればいいですか?

テスト範囲表が出たらすぐ、と考えるのが基本です。この記事では2週間前からの計画表を紹介しましたが、ワークの量が多い人は、もう少し早めに1周目を始めると余裕ができます。

受験勉強はテスト期間中に止めてもいいですか?

テストの直前数日は、テスト勉強に集中してもかまいません。ただ、英単語や漢字のように毎日少しずつ続けられるものは、細く続けておくとテスト後に戻りやすくなります。

2学期制の学校でも、この記事の内容は使えますか?

使えます。2学期制の学校では、前期の期末テストや後期の中間テストが同じ役割になることが多いです。成績の扱いは地域ごとに違うので、学校の説明で確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 中学3年2学期期末テストは、多くの地域で調査書に関わる中3の成績に関係する
  • 調査書に入る学年や学期は都道府県で違うので、チェックリストで先に確かめる
  • 2学期の範囲は入試にも出る内容が多く、テスト勉強がそのまま受験勉強になる
  • 2週間前からは、ワーク1周目・2周目と苦手のやり直し・暗記の総仕上げの3段階で進める
  • 実技教科は授業プリントと教科書の範囲を中心に、短い時間で回す
期末テストドットコム

期末テストドットコム 編集部

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