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答案が返ってきて、思っていたよりずっと低い点数だった。『もう見たくない』と、答案をかばんの奥にしまいたくなる気持ち、よく分かります。
結論から言うと、期末テストが悪い時にいちばん効くのは、答案を「なぜ落としたか」で仕分けることなんです。点数そのものより、落とした理由のほうが次のテストにつながります。
この記事を読めば、返ってきた答案を使って、次のテストで取り返すための具体的な動き方が分かります。
期末テストが悪かった日に、まずやること
悪かった日の夜に反省会をする必要はありません。答案をなくさないようにまとめておき、落ち着いた日に見直す時間を決めておけば十分です。
点数を見た直後は、頭が真っ白になりますよね。その状態で「何が悪かったんだろう」と考えても、自分を責める言葉ばかり出てきがちです。
実は、振り返りは1日〜数日おいてからのほうが冷静にできます。その日にやるのは、次の3つだけで大丈夫です。
- 返ってきた答案を全教科分、1つのクリアファイルにまとめる
- 問題用紙も一緒に入れておく
- 「いつ見直すか」をカレンダーかスマホのメモに書いておく
答案を捨てたり、なくしたりするのがいちばんもったいないパターンです。次の中間テストや学年末のテストでは、同じ単元が土台として出ることが多いからです。
落ち込むのは悪いことではない
『こんなに落ち込むなんて、自分が弱いのかな』と思う必要はありません。落ち込むのは、それだけ本気で受けた証拠でもあります。
ただ、落ち込んだままでいると、次の勉強に手がつかなくなります。好きなことをして気分を戻す日を1日つくってから、振り返りに入るのもひとつの方法です。
「点数が悪い」の中身は人によって違う
同じ「悪かった」でも、中身はまったく違います。
| 状況 | 次にやること |
|---|---|
| 全教科まんべんなく下がった | 勉強のやり方や時間の使い方を見直す |
| 1〜2教科だけ大きく下がった | その教科の範囲とつまずいた単元を確かめる |
| 平均点も下がっていた | 問題がむずかしかった可能性もあるので、平均との差を見る |
| 中間テストより大きく下がった | 範囲の広さとワークの進み具合を見直す |
平均点が出ている学校なら、自分の点数だけでなく平均との差も見ておきましょう。点数は下がっていても、平均との差はあまり変わっていないこともあります。
答案を「失点の理由」で仕分けるやり直しシート
バツが付いた問題を、ケアレスミス・覚えていなかった・解き方が分からなかった・時間が足りなかった、の4つに分けます。いちばん多かった理由が、次のテストで直すところです。
ここがこの記事でいちばん大事なところです。答案を見直すと言っても、ただ解き直すだけでは「次に何を変えればいいか」が見えにくいんです。
そこで、バツの問題を1問ずつ「なぜ落としたか」で分けていきます。

失点の理由は4つに分ける
| 失点の理由 | よくある例 | 次のテストまでにやること |
|---|---|---|
| ケアレスミス | 符号の写し間違い、問題文の読み落とし、記号で答える所を言葉で書いた | 見直しの順番を決めておく、問題文の条件に線を引く |
| 覚えていなかった | 漢字、英単語、用語、年号があいまいだった | ワークの暗記ページを2周目までやる、テスト前日に赤シートで確認する |
| 解き方が分からなかった | 文章題の式が立てられない、記述で何を書けばいいか分からない | 授業ノートとワークの例題に戻り、解き方を説明できるまで練習する |
| 時間が足りなかった | 最後の大問に手がつかなかった、見直しの時間がなかった | 分からない問題を飛ばす練習をする、時間を測って解く |
やり直しシートの作り方
ノート1ページを使って、次のように書いていきます。
- ノートの左端に「教科・問題番号」を書く
- その横に、正しい答えと自分の答えを並べて書く
- 4つの理由のうち、どれに当てはまるかを書く
- 正しい解き方や覚え直した言葉を、答えを見ずにもう一度書く
- 最後に、理由ごとの数を数えて一番下に書く
例えば数学で「-3×(-4)」を「-12」と書いていたら、理由は「ケアレスミス」か「覚えていなかった」のどちらかです。符号のきまりを知っていたのに書き間違えたならケアレスミス、きまりがあいまいだったなら覚えていなかった、に分けます。
ここで迷ったら、自分に「同じ問題をもう一度出されたら、今なら解ける?」と聞いてみてください。解けるならケアレスミス、解けないなら覚えていないか解き方が分からない、のどちらかです。
数を数えると、直す場所が1つに絞れる
最後に理由ごとの数を数えると、意外な結果が出ることがあります。
『勉強が足りなかったんだ』と思っていたのに、数えてみたらケアレスミスがいちばん多かった、ということも。この場合は勉強時間を増やすより、見直しのやり方を変えたほうが点数につながりやすいんです。
全教科・全問題をやり直そうとすると、途中で疲れてしまいます。まずは点数が一番悪かった教科か、次のテストでも範囲が続く教科から始めてみてください。
中間テストも悪かった時、期末テストでどう取り返す?
中間テストが悪い時は、期末テストまでに「中間の範囲の穴埋め」と「期末の新しい範囲」を同時に進める必要があります。全部を同じ重さでやるより、配分を決めておくのがコツです。
中間テストが悪かったあとに期末テストまで悪いと、『もう取り返せないんじゃないか』と感じますよね。でも、学期の成績は1回のテストだけで決まるわけではありません。
通知表の評定は、テストの点数だけでなく、提出物や授業での取り組みなども合わせて、学校ごとのやり方で決められています。どこまでが評価に入るかは学校によって違うので、気になる時は先生に聞いてみましょう。
期末テストと中間テストの違いや、テストが成績のどこに関わるのかは期末テストとは?で詳しく書いています。
実は、提出物をきちんと出すことも、次の学期に向けて今日からできる立て直しのひとつです。点数を取り返すのには時間がかかっても、提出物はすぐに変えられますよね。
中間テストが悪い時、期末テストで取り返す配分の考え方
中間の範囲が期末にも出るかどうかで、やることが変わります。
| 学校のテストの出し方 | 期末前にやること |
|---|---|
| 期末は新しい範囲だけ | 中間のやり直しは最小限にして、期末の範囲に時間を多めに使う |
| 期末にも中間の範囲が一部出る | 中間のやり直しシートで「覚えていなかった」問題を先に片づける |
| 期末が学期の全範囲 | 中間のやり直しを最初の数日で済ませ、残りを新しい範囲に回す |
どれに当てはまるかは、学校で配られるテスト範囲表を見れば分かります。範囲表が出る前なら、前の学期のテストがどうだったかを思い出してみてください。
中間テストが悪い時こそ「次の単元」の土台を見る
数学や英語は、前の単元が分かっていないと、次の単元でもつまずきやすい教科です。例えば方程式があいまいなままだと、そのあとの文章題や関数でも式が立てられなくなります。
中間テストで落とした単元が、期末の範囲の土台になっていないかを確かめておきましょう。土台になっているなら、そこだけは期末前に戻ってやり直す価値があります。
「次こそは」と気合いを入れて、テスト前日に夜遅くまで勉強してしまうパターンです。寝不足で当日のケアレスミスが増えると、せっかくの勉強が点数に出にくくなります。
勉強の進め方そのものを見直したい時は、期末テストの勉強法も参考にしてみてください。
期末テストの結果を親に伝えにくい時は
結果は隠すより、早めに自分から伝えたほうが気持ちが楽になります。伝える時は「点数」と一緒に「次にどうするか」を1つ添えると、話が前に進みやすくなります。
『怒られるのが怖くて、まだ言えていない』という人もいるはずです。成績表が届くまで黙っておきたくなる気持ちは、とても自然です。
ただ、通知表や成績の連絡はいずれ家に届きます。あとから知られるほうが、話がこじれやすいんです。
伝える時の言い方の例
例えばこんなふうに切り出すと、話しやすくなります。
「期末テスト、数学がかなり悪かった。答案を見たら、計算ミスが一番多かったから、次は見直しのやり方を変えてみる」
「英語の単語を覚えきれていなかった。次のテストまでに、毎日10個ずつ覚えるようにしたい」
ポイントは、やり直しシートで分かった理由を一緒に伝えることです。理由と次の行動がセットになっていると、親も「じゃあどうする?」の話に移りやすくなります。
- 答案と問題用紙をそろえておく
- やり直しシートで、一番多かった失点の理由を見ておく
- 次のテストまでにやることを1つ決めておく
保護者の方へ
お子さんが落ち込んでいる時は、点数よりも「答案を見せてくれたこと」に先に触れてもらえると、次の話がしやすくなります。叱ったり、きょうだいや友達と比べたりするより、「どこで落としたと思う?」と一緒に答案を見るほうが、次のテストにつながりやすいです。
関わり方の具体例は、期末テストで保護者ができるサポートにまとめています。
次のテストまでの振り返り計画表
振り返りは「返ってきた週」「次のテストの範囲が出るまで」「テスト2週間前から」の3つの時期に分けて考えると、無理なく続けられます。
やり直しシートを作っても、そのまま机にしまってしまうと効果は半分です。次のテストまでの流れに組み込んでおきましょう。

| 時期 | やること | 目安の量 |
|---|---|---|
| 答案が返ってきた週 | やり直しシートを作り、失点の理由を数える | 点数が一番悪かった教科から |
| 次のテストの範囲が出るまで | 「覚えていなかった」「解き方が分からなかった」問題を解き直す | 1日1教科くらいずつ |
| 次のテストの2週間前から | 新しい範囲のワークを進め、前回の失点の理由に合わせた対策を足す | ワークを2周できるように計画する |
| テスト当日 | 前回のミスの理由を思い出してから解き始める | 見直しの時間を残す |
長い休みをはさむ時期なら、休みの間にやり直しシートの問題を解き直しておくと、新学期の勉強がぐっと楽になります。
失点の理由ごとの「次のテストでの工夫」
理由が分かったら、次のテストでの行動を1つずつ決めておきます。
- ケアレスミスが多い人は、見直しの順番(符号、単位、問題文の条件)を決めておく
- 覚えていない問題が多い人は、ワークの暗記ページをテスト1週間前までに1周終わらせる
- 解き方が分からない問題が多い人は、授業ノートの例題を自分で説明できるか確かめる
- 時間が足りない人は、ワークの問題を時間を測って解く練習を入れる
満点をねらう人がどんな見直しをしているかは、期末テストで満点を取る勉強法で紹介しています。ケアレスミスが多かった人には、特に役立つはずです。
一人で取り返すか、人の手を借りるか
やり直しシートで「解き方が分からなかった」が多い時や、前の学年の単元までさかのぼる必要がある時は、人に教えてもらうほうが早く進むことがあります。
ケアレスミスや暗記不足なら、自分の工夫で直しやすいです。一方で「何が分からないのかが分からない」状態だと、一人で教科書を読み返しても進みにくいですよね。
例えばこんな場面では、誰かに見てもらうと進みやすくなります。
- つまずいた単元の、もとになっている所まで戻って教えてもらう
- 学校のテスト範囲に合わせて、いつ何をやるかを一緒に決める
- 分からない所を、その日のうちに質問する
- 毎日決まった時間に机に向かう習慣をつくる
まずは学校の先生に質問しに行くのも、立派な方法です。そのうえで、家でも見てもらえる人がほしい時は、家庭教師や塾を考えてみてもいいかもしれません。
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塾と家庭教師で迷っている時は、期末テスト対策は塾と家庭教師どっち?で目的別に比べています。
期末テストが悪かった時のよくある相談
相談で多いのは「親に言えない」「中間より大きく下がった」「子どもが落ち込んでいる」の3つです。どれも、答案を一緒に見て理由を分けるところから始められます。
期末テストの結果について寄せられる相談から、よくあるものを要約して紹介します。
相談1:悪い点を親に言えず、成績が分かる日を聞かれて困っている
期末テストで悪い点を取り、親に言えないまま「成績はいつ分かるの」と聞かれてしまった、という相談です。怖くてどうしたらいいか分からない、という気持ちが書かれていました。
隠していた時間が長いほど、言い出しにくくなりますよね。この場合は、成績が届く前に自分から伝えるほうが、気持ちの負担は軽くなります。
伝える時は、点数だけでなく「どこで落としたか」と「次にやること」を1つ添えてみてください。この記事のやり直しシートを作ってから話すと、話の中心が「怒られること」から「次どうするか」に移りやすくなります。
相談2:中間テストは取れていたのに、期末テストで大きく下がった
中間テストでは数学がそれなりに取れていたのに、期末テストで大きく下がってしまった、という中学2年生の相談です。他の教科も軒並み低く、ショックが大きかったようです。
中間テストより期末テストで大きく下がる時は、範囲が広くなったことや、教科数が増えて1教科あたりの時間が減ったことが関係していることがあります。まずは教科ごとに、ワークを何周できたかを振り返ってみましょう。
そのうえで、やり直しシートで理由を数えます。「時間が足りなかった」や「覚えていなかった」が多いなら、勉強を始める時期と配分を見直すのが近道です。
相談3:子どもが初めて期末テストの結果で落ち込んでいる
中学2年生の保護者から、子どもが期末テストの結果で初めて落ち込んでいる、どう声をかければいいか、という相談です。中1の頃から点数は良くなかったけれど、本人が気にしたのは初めてだったそうです。
本人が落ち込んでいるのは、「このままではいけない」と感じ始めたサインとも言えます。ここで追い打ちをかけるより、「悔しいと思えたのはいいことだね」と受け止めてもらえると、本人も次に向かいやすくなります。
落ち着いたら、「どの問題がもったいなかった?」と一緒に答案を見るところから始めてみてください。答案を見る役は本人に任せて、保護者は聞き役に回るのがおすすめです。
テストの結果で気持ちがつらい時は、一人で抱えこまなくて大丈夫です。家族や学校の先生、担任以外でも話しやすい先生に話してみてください。
直前の時期に「もう間に合わない」と感じている時は、期末テストがやばい時の対処法も役に立つはずです。
よくある質問
期末テストが悪かったら、通知表の成績も下がりますか?
下がることもありますが、通知表の評定はテストの点数だけで決まるわけではありません。提出物や授業での取り組みなども合わせて、学校ごとのやり方で決められています。気になる時は、先生にどこが評価に入るかを聞いてみてください。
期末テストが悪かった教科は、どこから勉強し直せばいいですか?
まず答案を見て、失点の理由を4つに分けてみてください。「覚えていなかった」問題から片づけると、短い時間でも進みが見えやすいです。解き方が分からない問題は、授業ノートとワークの例題に戻ります。
中間テストも期末テストも悪かった場合、もう取り返せませんか?
そんなことはありません。次の学期のテストや学年末のテストがありますし、前の範囲が土台になる教科ではやり直しがそのまま次の点数につながります。中間と期末の答案を並べて、同じ理由で落としている問題がないかを見てみましょう。
答案を見るのがつらい時はどうすればいいですか?
返ってきた日に無理に見なくても大丈夫です。答案をクリアファイルにまとめておき、気持ちが落ち着いた日に見直す時間を決めておきましょう。
まとめ
- 期末テストが悪い日は、答案をなくさないようにまとめておくだけで十分
- バツの問題は、ケアレスミス・覚えていなかった・解き方が分からなかった・時間が足りなかった、の4つで仕分ける
- 中間テストも悪かった時は、期末の範囲の出し方に合わせて配分を決める
- 親には、点数と一緒に失点の理由と次にやることを伝える
- 解き方が分からない問題が多い時は、人の手を借りるのもひとつの方法





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