当サイトの記事は、編集部が文部科学省・教育委員会・教材会社など公式の公開情報と読者の声を調べて独自に執筆しています。紹介しているサービスの一部にはPRを含みます。
『期末テストが近いのに、うちの子はスマホばかり。何か言うと、けんかになってしまう…』と悩んでいる保護者の方も多いはずです。
結論から言うと、期末テストで保護者ができるサポートは「子どもの様子に合わせて、関わり方の段階を選ぶ」ことです。いつも同じ関わり方をするより、今の様子に合った段階を選ぶほうが、親子ともに楽になります。
この記事を読めば、見守る・一緒に計画・環境を整える・外の手を借りるの4段階から、今のお子さんに合うサポートが選べるようになります。
保護者のサポートは4つの段階で考える
保護者の関わり方は「見守る」「一緒に計画する」「環境を整える」「外の手を借りる」の4段階に分けられます。子どもが自分で進められているほど手前の段階、止まっているほど後ろの段階を選ぶのが目安です。
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。サポートは「たくさんすればいい」ものではないんですね。
自分で進められている子に細かく口を出すと、かえってやる気をそぐこともあります。反対に、止まっている子を見守るだけでは、テストまでに間に合わないことも。
| 段階 | こんな様子の時 | 保護者がすること |
|---|---|---|
| 1. 見守る | 自分で計画を立てて進めている | 口は出さず、終わった時に声をかける |
| 2. 一緒に計画する | やる気はあるが、何からやればいいか迷っている | 範囲表を一緒に見て、テストまでの日数で割りふる |
| 3. 環境を整える | 計画はあるが、家で集中できていない | スマホの置き場所や、勉強する時間と場所を一緒に決める |
| 4. 外の手を借りる | 分からない所が多く、家族だけでは教えきれない | 学校の先生に相談する、塾や家庭教師などを考える |

期末テストそのものの基本は期末テストとはでまとめています。ここからは段階ごとに、具体的な関わり方を見ていきましょう。
段階ごとの関わり方
どの段階でも、保護者は「先生役」になるより「伴走役」になるのが基本の形です。勉強を教えるより、計画や環境のように子どもだけでは整えにくい所を手伝います。
1. 見守る
自分で進められている子には、見守るのがいちばんのサポートです。『本当に大丈夫かな』と気になっても、まずは任せてみましょう。
その代わり、テストが終わった時には声をかけてあげてください。結果より、取り組んだことに目を向けた一言がうれしいものです。
例えば、こんな一言です。
「毎日ワークを進めてたね。お疲れさま」
2. 一緒に計画する
やる気はあるのに手が止まっている子は、何から始めればいいか分からないことが多いです。範囲表が配られたら、一緒に見てみましょう。
- 範囲表を見て、教科ごとの範囲と提出物を書き出す
- テストまでの日数を数える
- ワークの残りページを、日数で割って1日の量にする
- 部活や習い事の日は、量を少なめにする
- 計画表は子どもが自分で書き、保護者は見るだけにする
最後の「子どもが自分で書く」が大事なところです。自分で決めた計画のほうが、続けやすいんです。
計画表の作り方は期末テストの勉強計画表の作り方でくわしく紹介しています。
3. 環境を整える
計画があっても、家でなかなか集中できない子もいますよね。そんな時は、勉強しやすい環境を一緒に整えてみましょう。
- 勉強する時間帯を、家族で共有している
- スマホやゲーム機を置く場所を、本人と話して決めている
- 机の上に、勉強に使わない物が出ていない
- テレビの音や家族の話し声が、勉強の場所まで届きにくい
- 夜遅くまで起きている日が続いていない
スマホのルールは、親が一方的に決めるより、本人と話して決めたほうが守られやすいです。例えば「勉強する1時間だけリビングに置く」のように、時間と場所をはっきりさせておきましょう。
勉強する場所を、自分の部屋にするかリビングにするかで迷う家庭もありますよね。どちらが良いかは子どもによって違うので、それぞれの良さを比べて本人と決めてみてください。
- 周りの音や人の動きが気になりやすい
- 一人のほうが集中できると本人が言っている
- 部屋に一人だとスマホや漫画に手が伸びる
- 分からない時に、すぐ家族に声をかけたい
4. 外の手を借りる
分からない単元が多いと、家族だけで教えるのはむずかしくなります。特に中学・高校の内容は、保護者の方も習ったのが昔で、教え方に迷いますよね。
この段階では、まず学校の先生に相談するのが一つの方法です。そのうえで、塾や家庭教師、オンライン塾などを考えてみてください。
テストまでの時期ごとにできること
同じ保護者のサポートでも、テストまでの残り日数によってできることが変わります。時期ごとの例をまとめてみました。
| 時期 | 保護者ができること |
|---|---|
| 範囲表が配られた日 | 範囲表を見せてもらい、テストの日程を家族の予定表に書く |
| テスト2週間前 | 計画を一緒に確かめ、習い事や家族の予定と重ならないか見る |
| テスト1週間前 | 勉強する時間帯は、家の中を静かにする工夫をする |
| テスト前日 | 早めに寝られるよう、夕食やお風呂の時間を少し早める |
| テスト当日の朝 | 結果の話はせず、「いってらっしゃい」と送り出す |
| テストが返ってきた日 | まず「お疲れさま」と言い、答案は本人が見せてくれた時に一緒に見る |
家族の予定にテストの日程が入っているだけでも、子どもは「見てくれている」と感じやすいものです。
叱る・比べるを避ける声かけの例
声かけは「事実を伝える」「本人に聞く」「取り組みを認める」の3つを意識すると、叱る・比べるになりにくくなります。言い方を少し変えるだけで、子どもの受け取り方は大きく変わります。
『また勉強してないの?』と、つい言ってしまうこともありますよね。気持ちは自然なものですが、言われた子どもは責められたと感じやすいんです。
| 場面 | 避けたい言い方 | 言いかえの例 |
|---|---|---|
| 勉強していないように見える | 「また勉強してないの?」 | 「今日は何をやる予定?」 |
| テスト前なのにスマホを見ている | 「いいかげんにしなさい」 | 「何時までにする?決めておこうか」 |
| 点数が悪かった | 「なんでこんな点なの?」 | 「どこが難しかった?」 |
| 兄弟や友達と比べたくなる | 「お兄ちゃんはできたのに」 | 「前のテストよりここが伸びたね」 |
| テスト前日に焦っている | 「だから早くやれって言ったでしょ」 | 「今からできることを一緒に決めよう」 |

テストの点数だけを見て声をかけてしまうことも。点数は学校のテストの難しさでも変わります。点数より「どの単元ができたか」「前より何ができるようになったか」を見るようにしましょう。
テストが返ってきた時の声かけ
テストの結果が悪かった時ほど、子どもは落ち込んでいるものです。まずは「お疲れさま」と、取り組んだことを認める一言から始めてみてください。
そのうえで、答案を一緒に見る時間をつくりましょう。間違えた問題を責めるのではなく、次にどうするかを一緒に考えるのがポイントです。
結果が悪かった時の振り返り方は期末テストの結果が悪かった時にやることで紹介しています。
保護者のサポートでよくある相談
「子どもが勉強しない。放っておくしかない?」「志望校に向けて親として何ができる?」「プレッシャーに弱い子への関わり方は?」の3つは、特によく見かける相談です。
知恵袋などでよく見かける相談を、要約して取り上げます。
息子が勉強をしません。放っておくしかないのでしょうか?
中高一貫校に通う中3の子の保護者から、こんな相談がありました。高校受験がない分、勉強する理由が見えにくい時期かもしれません。
放っておくのも、毎日言い続けるのも、どちらもつらいですよね。まずは4段階の「一緒に計画する」から始めてみてください。
範囲表を一緒に見て、1日の量を本人に決めてもらうだけでも変わることがあります。
それでも動けない時は、勉強の中身でつまずいていることもあります。学校の先生に、授業での様子を聞いてみるのも一つの方法です。
子どもの志望校に向けて、親として何をサポートすればいいですか?
中2の子が行きたい高校をはっきり決めている、という保護者からの相談です。親としてできることを考えているだけでも、子どもにとっては心強いものです。
この時期にできるのは、定期テストと内申(調査書)の関係を一緒に調べておくことです。内申の扱いは都道府県によって違い、中2の成績も使う地域があります。
学校の先生や地域の教育委員会の案内で確かめてみてください。
プレッシャーに弱い子には、どう声をかければいいですか?
テストの前になると緊張してしまう子への関わり方についての相談です。
こういう子には、点数の目標より「やることの目標」を一緒に決めるのがおすすめです。例えば「数学のワークを2周する」のように、自分でできたかどうかが分かる目標にすると、結果への不安が少し軽くなります。
不安が強く、体調や生活に影響が出ている時は、一人で抱え込まずに学校や専門の相談窓口に相談してみてください。
ここで取り上げた相談は、実際の質問の内容をもとに要約したものです。回答は一般的な考え方として書いています。
家族だけでがんばるか、人の手を借りるか
4段階の「外の手を借りる」に当たる時は、家族だけで抱え込まなくて大丈夫です。つまずいた単元の戻り学習や、範囲に合わせた計画づくりは、人の手があると進めやすくなります。
『親が教えると、どうしてもけんかになってしまう』という声もよく聞きます。親子だとお互いに遠慮がなく、言い合いになりやすいので、家族以外の人に頼むほうがうまくいくこともあるんです。
人の手が役立つのは、例えばこんな場面です。
- つまずいた単元の、もとになっている所まで戻って教えてもらう
- 学校のテスト範囲に合わせて、いつ何をやるかを一緒に決める
- 分からない所を、その場で質問できる
- 決まった曜日に机に向かう習慣をつくる
家庭教師のあすなろは、小学生・中学生・高校生を対象にした家庭教師です。家に来てもらう訪問の授業と、Zoomを使ったオンラインの授業があり、勉強が苦手な子のサポートに力を入れています。
無料の体験授業もあり、勉強のやり方やテスト対策のポイントなどを教えてもらえます。運営会社と公式サイトは地域ごとに分かれています。
くわしくは対応エリアのページからお住まいの地域を選んで確かめてみてください。
家庭教師のあすなろ(PR)
テスト勉強のやり方から、一緒に見てほしい方へ
家庭教師のあすなろは、勉強が苦手な子のサポートに力を入れている小学生・中学生・高校生向けの家庭教師です。ご自宅への訪問のほか、オンラインでも1対1で教われます。テスト前は出題されやすいポイントにしぼった勉強の進め方を教えてくれます。まずは無料の体験授業で、お子さんに合うか確かめてみてください。
無料あすなろの無料体験授業を見る運営会社と公式サイトは地域ごとに分かれています。料金や内容はお住まいの地域の公式サイトで確認してください。
家庭教師を頼むかどうかの考え方は期末テスト対策に家庭教師は必要?、塾との比べ方は期末テスト対策は塾と家庭教師どっち?でまとめています。
よくある質問
期末テスト前、親が勉強を教えたほうがいいですか?
教えられる所は手伝ってもかまいませんが、無理に先生役になる必要はありません。教えるとけんかになりやすい時は、計画づくりや環境づくりに回り、分からない所は学校の先生に聞くよう声をかけてみてください。
子どもの勉強をどこまで管理すればいいですか?
子どもが自分で進められているなら、管理は少なめで大丈夫です。計画が止まっている時だけ、一緒に範囲表を見るくらいの関わり方から始めてみましょう。
テスト前の夜遅くまでの勉強は止めたほうがいいですか?
夜遅くまでの勉強が続くと、テスト当日に集中しにくくなることもあります。寝る時間を本人と決めておき、前日は早めに休むよう声をかけてみてください。
共働きで、平日はほとんど子どもの勉強を見られません。
毎日見られなくても大丈夫です。週末に10分だけ範囲表と計画を一緒に見る、テストの日程を家族の予定表に書いておく、といった関わり方でも、子どもにとっては支えになります。
テストの点数でご褒美を約束してもいいですか?
家庭ごとの考え方があるので、一概に良い悪いとは言えません。点数だけを条件にすると、結果が悪かった時に落ち込みやすくなることも。「計画どおりにワークを終えたら」のように、取り組みを条件にする方法もあります。
まとめ
- 保護者のサポートは、見守る・一緒に計画・環境を整える・外の手を借りるの4段階で考える
- 子どもが自分で進められているほど手前の段階、止まっているほど後ろの段階を選ぶ
- 計画は子どもが自分で書き、保護者は見る役に回る
- 声かけは「事実を伝える」「本人に聞く」「取り組みを認める」を意識する
- 家族だけで教えきれない時は、学校の先生や外の手を借りる





コメント