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『理科の用語は覚えたのに、テストになると計算やグラフの問題で点が取れない…』という方も多いはずです。
結論から言うと、中学理科の期末テストは、問題を「用語」「実験の手順と結果」「計算」「グラフ」の4つの型に分けて勉強するのが近道です。型によって、点になる勉強のしかたがまったく違うからなんです。
この記事を読めば、理科のどこを覚えて、どこを解き直せばいいかが分かり、自分のテスト範囲に合わせて進め方を決められます。
中学理科の期末テストは「4つの型」で見る
理科の問題は、だいたい「用語」「実験の手順と結果」「計算」「グラフ」の4つの型に分けられます。暗記で取れるのは用語の型だけで、残りの3つは解き直しや説明の練習が必要です。
理科は「暗記教科」と思われがちですよね。たしかに用語を覚えないと始まりません。
でも、実際のテストでは、実験の結果を説明する問題や、計算、グラフを読む問題もかなり出ます。用語の暗記だけで終わると、この3つで点を落としてしまうんです。
| 型 | 問題の例 | 点になる勉強 | 落としやすい所 |
|---|---|---|---|
| 用語 | 器具の名前、現象の名前、生物の分類 | 書いて覚える | 漢字のまちがい、似た用語の取りちがえ |
| 実験の手順と結果 | 「なぜこの操作をするのか」「どうなったか」 | 自分の言葉で説明する | 理由を書く問題、注意点 |
| 計算 | 濃度、密度、電流・電圧、質量の変化 | 同じ型の問題を解き直す | 単位、式の立て方 |
| グラフ | 結果を表すグラフの読み取りや作図 | 縦軸と横軸を確かめて読む | 目盛りの読みちがい、点の打ち方 |

自分の範囲を4つの型に仕分けてみる
範囲表が配られたら、範囲の単元を見て、どの型が多そうかを考えてみてください。例えば、生物の分類の単元なら用語が多く、電流の単元なら計算とグラフが多くなります。
ワークをぱらぱらめくって、計算問題やグラフの問題がどれくらいあるかを見るのもおすすめです。型の割合が分かれば、時間のかけ方が決まります。
前回の答案で「型ごとの失点」を数える
中間テストや前回のテストの答案が手元にあれば、落とした問題を4つの型に分けて数えてみてください。自分がどの型で点を落としやすいかが、はっきり見えてきます。
| 失点が多かった型 | 次のテストで増やしたい勉強 |
|---|---|
| 用語 | 書いて覚える回数を増やす。似た用語を並べて違いを書く |
| 実験 | 授業の実験を、手順・結果・理由の3つで言う練習をする |
| 計算 | 同じ型の問題を、数字を変えて解き直す |
| グラフ | 軸と目盛りを確かめてから読む練習をする |
『全部苦手だから、何からやればいいか分からない』という時ほど、この数え方が役に立ちます。一番多い型から手をつければいいんです。
期末テストそのものの時期や範囲の決まり方は、期末テストとは?で説明しています。
型ごとの勉強のしかた
用語は書いて覚える、実験は「何をして・どうなって・なぜか」を言えるようにする、計算は同じ型を解き直す、グラフは軸を確かめてから読む。この4つを分けて進めます。
ここからは、4つの型ごとに具体的な進め方を見ていきます。
用語は「書いて」覚える
用語は、見て覚えたつもりでも、テストで書けないことがよくあります。教科書の太字の用語を、何も見ずに書けるか確かめてみてください。
似た用語は、並べて違いを書いておくと取りちがえにくくなります。例えば「融点」と「沸点」なら、それぞれ「何から何に変わる温度か」を一言でそえておきましょう。
- 教科書の太字の用語に印をつけた
- 何も見ずに、漢字で書けるか確かめた
- 似た用語を並べて、違いを一言で書いた
- 図の中の名前(器具や体のつくり)も書けるようにした
実験は「何をして・どうなって・なぜか」
実験の問題は、手順と結果を覚えるだけでは足りないことがあります。「なぜその操作をするのか」を聞かれるからです。
授業でやった実験は、次の3つを自分の言葉で言えるようにしておきましょう。
| 言えるようにすること | 例の言い方 |
|---|---|
| 何をしたか | 「水溶液を加熱して、出てきた気体を集めた」 |
| どうなったか | 「石灰水が白くにごった」 |
| なぜそうするのか | 「気体の性質を調べるため」「安全のため」 |
実験の問題は、聞き方にいくつかの決まった形があります。ワークや授業プリントの問題を見て、どの形が多いかを確かめておきましょう。
- この実験で使った器具の名前を答える
- 操作の順番を並べかえる
- 結果から分かることを短く書く
- 条件を変えたら結果がどうなるかを予想する
実験の注意点もよく聞かれます。例えば加熱の実験なら「火を消す前に何をするか」のように、操作の順番と理由をセットで覚えておくと安心です。
計算は「同じ型を3回」解く
計算問題は、解き方を見て分かったつもりになりやすい所です。答えを見ずにもう一度解けるかを確かめてみてください。
例えば、水100gに食塩25gをとかした食塩水の濃さを求める問題なら、次の順番で解きます。
- 食塩水全体の重さを出す(100g+25g=125g)
- 「とけている物の重さ÷全体の重さ×100」の式を書く
- 25÷125×100=20 と計算する
- 単位の%をつけて、答えを20%とする
この型の問題を、数字を変えて何回か解いておきましょう。計算ミスを減らすコツは、数学の勉強法とも共通しています。
期末テストの数学の記事も参考にしてみてください。
計算問題は、学年ごとに出る形がちがう
理科の計算は、学年によって出てくる形が変わります。どの単元が範囲になるかは学校で違うので、自分の範囲に入っている形だけ練習すれば大丈夫です。
| 学年 | 計算が出やすい単元の例 | 練習しておきたい形 |
|---|---|---|
| 中1 | 水溶液、物質のすがた、力の働き | 濃さを求める、密度を求める |
| 中2 | 電流と電圧、化学変化と質量 | 電圧・電流・抵抗の関係、反応する物の質量の割合 |
| 中3 | 運動とエネルギー、力の合成と分解 | 速さ、仕事と仕事率 |
例えば中2の電流の単元なら、「電圧=抵抗×電流」の関係を使う問題がよく出ます。抵抗が10Ωの電熱線に2Vの電圧を加えた時の電流なら、2÷10で0.2Aです。
式を覚えるだけでなく、「何を求めているか」「どの数字がどの量か」を問題文に書きこんでから計算してみてください。それだけで、式の立てまちがいがかなり減ります。
グラフは「軸」から読む
グラフの問題は、まず縦軸と横軸が何を表しているかを確かめるのが先です。ここを飛ばすと、目盛りを読みまちがえてしまいます。

グラフを自分でかく問題もあります。点を打って線を引く時は、点を結ぶ折れ線にするのか、なめらかな線や直線にするのかを、授業でのかき方と照らし合わせておきましょう。
グラフの目盛りが「1目盛り=いくつか」を確かめずに読んでしまうミスです。1目盛りが1ではなく2や5のこともあります。読む前に、軸の目盛りの数え方を確かめておきましょう。
学年ごとの範囲と、型の出方
中学理科は、学年ごとに学ぶ内容が学習指導要領で決まっています。どの単元を何月に習うかは教科書と学校で違いますが、単元ごとに多い型の傾向を知っておくと準備しやすくなります。
中学理科は、物質やエネルギーを学ぶ「第1分野」と、生命や地球を学ぶ「第2分野」に分かれています。学年ごとの主な内容は次のとおりです。
| 学年 | 第1分野の主な内容 | 第2分野の主な内容 | 多くなりやすい型 |
|---|---|---|---|
| 中1 | 光と音、力の働き、身の回りの物質 | 生物の観察と分類、大地の成り立ちと変化 | 用語、実験、濃度などの計算 |
| 中2 | 電流とその利用、化学変化と原子・分子 | 生物の体のつくりと働き、気象とその変化 | 計算、グラフ、実験 |
| 中3 | 運動とエネルギー、化学変化とイオン | 生命の連続性、地球と宇宙 | 計算、実験、用語 |
同じ学年の中でも、第1分野と第2分野のどちらから始めるか、単元の順番は教科書によって違います。自分の学校のテスト範囲表で、どの単元が入っているかを確かめてみてください。
中1の理科
中1では、光の反射や屈折、音の性質、力の働き、気体の発生と性質、水溶液、状態変化などを学びます。水溶液の濃さのような計算も出てきます。
植物や動物の分類、地層や火山などは用語と観察の結果が中心です。くわしい対策は中1理科の期末テストでまとめています。
中2の理科
中2では、電流と電圧、抵抗、物質の分解、酸化と還元、化学変化と質量の保存などを学びます。計算とグラフの問題が増える学年です。
天気や気象、生物の体のつくりの単元は、用語と実験・観察の結果が中心になります。計算の多い単元の対策は中2理科の期末テストで話しています。
中3の理科
中3では、力の合成と分解、運動の規則性、イオン、遺伝の規則性、天体の動きなどを学びます。
受験勉強とも重なる時期なので、期末テストの勉強がそのまま入試の準備にもなります。
中3は計算の単元に加えて、遺伝や天体のように、図やモデルを使って考える問題も出てきます。図を自分でかいて説明できるか、確かめておくと安心です。
分からない所は、早めに中1・中2の内容にもどって確かめておきましょう。
期末テストまでの理科の進め方
理科は「計算とグラフを先に」「用語は1週間前から」「実験の説明は最後にまとめて」の順で進めると、2週間で4つの型をひととおり固められます。
『理科はいつも後回しになって、前日に用語を詰めこむだけになる』という声はよく聞きます。
理科を前日だけで仕上げようとすると、計算とグラフの解き直しが間に合いません。早めに始めたい所と、直前でも間に合いやすい所を分けておきましょう。
| 時期 | やること | 型 |
|---|---|---|
| 2週間前 | ワークの計算とグラフの問題を解き、間違いに印をつける | 計算・グラフ |
| 1週間前 | 印のついた問題を解き直す。太字の用語を書いて覚え始める | 計算・用語 |
| 3日前 | 授業でやった実験を「何をして・どうなって・なぜか」で言えるか確かめる | 実験 |
| 前日 | 印のついた問題と、書けなかった用語だけを見直す | 全部 |

提出するワークがある時は、2週間前のうちに1周目を終わらせておくと安心です。ワークの使い方は期末テストのワークの進め方でくわしく話しています。
ほかの教科も合わせた2週間の進め方は、期末テストの勉強法にまとめています。
実技教科を含めて9教科前後のテストになる学校では、理科だけに時間をかけるのはむずかしいですよね。理科の中でも、自分が点を落としやすい型にしぼって時間を使うのがおすすめです。
よくある相談:中学理科の期末テスト
理科の期末テストでは、範囲の考え方、用語の書き方、計算問題の出方についての相談がよく見られます。迷った時は、範囲表と先生の説明を一番の手がかりにしましょう。
中学理科の期末テストについて、よく見かける相談を要約して答えていきます。
相談1:理科の期末テストの範囲は、1学期から全部?
『理科の期末テストは、1学期から習った所全部が範囲?それとも中間テストのあとから?』という相談です。
結論から言うと、学校によって違います。中間テストのあとに習った所だけの学校もあれば、学期の最初から出す学校もあります。
一番確かなのは、配られる範囲表です。範囲表に教科書のページやワークのページが書かれているので、そこで確かめてみてください。
範囲表がまだ配られていない時は、授業で使っているワークのどこまで進んだかを確かめておきましょう。前のテストのあとに習った単元から、計算とグラフの問題だけ先に解いておくと、範囲が分かった時にすぐ動けます。
学期の最初から出る学校では、前のテストで間違えた問題も見直しておくと安心です。
相談2:用語は漢字で書かなければいけないの?
『理科の用語は漢字で書かないとだめ?分からない時はひらがなでもいい?』という相談もよくあります。
漢字で書くかどうか、ひらがなを何点にするかは、先生や学校の決め方によって違います。テストの前に、先生に聞いておくのが確実です。
ただ、教科書で漢字で書かれている用語は、漢字で書けるようにしておくと安心です。似た字の書きまちがいも多いので、一度書いて確かめておきましょう。
| 書きまちがいの例 | 気をつける所 |
|---|---|
| 「沸点」の沸 | さんずいの字を確かめる |
| 「蒸散」の散 | 「散」の形を書いて確かめる |
| 「還元」の還 | 「環」と取りちがえない |
相談3:中1の期末テストで、濃度の計算問題は出やすい?
『中1の理科で、質量パーセント濃度や溶質・溶液の計算は期末テストに出やすい?』という相談です。
水溶液の濃さは、中1で学ぶ内容に入っています。範囲に水溶液の単元が入っていれば、計算問題が出ることは十分考えられます。
まずは「溶質」「溶媒」「溶液」の意味を言えるようにしておきましょう。そのうえで、この記事の手順で、数字を変えた問題を何回か解いてみてください。
理科でよくある失点と、防ぎ方
理科の失点は、覚えていないことより「分かっているのに書きまちがえた」ことで起きることも多いです。よくある失点を知っておけば、見直しの時に防げます。
テストが返ってきて『分かっていたのに…』と思ったこと、ありませんか。理科ではこれがよく起きるんです。
| よくある失点 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 単位をつけ忘れる | 答えを書いたら、最後に単位を確かめる |
| 問題文の「すべて選べ」を見落とす | 問題文の指示に線を引いてから解く |
| 記号で答える問題を言葉で書く | 「記号で」「言葉で」を確かめる |
| グラフの目盛りを読みまちがえる | 1目盛りがいくつかを先に確かめる |
| 理由を書く問題で結果だけ書く | 「なぜ」と聞かれたら「〜ため」で終える |
- 計算の答えに単位がついているか
- 「記号で」「すべて」などの指示どおりに答えているか
- 理由を聞く問題に、理由で答えているか
- 用語の漢字を書きまちがえていないか
テスト中は「解ける問題から」解く
理科のテストは、用語の問題と計算の問題がまざって出ることが多いです。計算で手が止まったまま時間が過ぎてしまうと、あとの用語の問題まで解けなくなります。
最初にテスト全体をざっと見て、すぐ答えられる用語の問題から解いていくのがおすすめです。計算や理由を書く問題は、印をつけてあとで戻りましょう。
一人で理科を立て直すのがむずかしい時は
『計算の問題になると、どこから分からないのかも分からない』という時は、一人でかかえこまずに先生に質問してみましょう。
学校の外で教わる方法もあります。例えば家庭教師のあすなろは、小学生・中学生・高校生を対象に、訪問とオンラインで1対1の授業をしています。
中学生向けには、テストに出題されやすいポイントを重点的に勉強できると説明しています。無料の体験授業があるので、合うかどうかを確かめてから考えられます。
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よくある質問
理科の期末テストは、暗記だけで点が取れますか?
用語の問題は暗記で取れますが、計算やグラフ、実験の理由を書く問題は暗記だけでは取りにくいです。用語を覚えるのと並行して、計算とグラフの問題を解き直しておきましょう。
理科の勉強は、教科書とワークのどちらを中心にすればいいですか?
ワークで問題を解き、間違えた所を教科書で確かめる形がおすすめです。用語や実験の流れは教科書で確かめ、計算とグラフはワークで解き直すと、4つの型をひととおり押さえられます。
理科が苦手で、平均点に届きません。どこから始めればいいですか?
まずは返ってきた答案を見て、用語・実験・計算・グラフのどの型で点を落としたかを数えてみてください。一番多い型から手をつけると、時間を使う所がはっきりします。
理科の授業ノートは、テスト前にまとめ直したほうがいいですか?
時間が限られている時は、まとめ直しより問題を解くことを優先するのがおすすめです。ノートは、間違えた問題の答え合わせで見返す使い方で十分役に立ちます。実験の結果や先生が強調した所に印をつけておくと、見直しが早くなります。
理科の計算問題がどうしても解けません。
解き方の手順を、1行ずつ書き出してみてください。どの行で止まるかが分かれば、そこだけ教科書や先生に確かめられます。同じ型の問題を、数字を変えて何回か解くのも効果的です。
まとめ
- 中学理科の期末テストは、用語・実験の手順と結果・計算・グラフの4つの型に分けて考える
- 用語は書いて覚え、実験は「何をして・どうなって・なぜか」を言えるようにする
- 計算は同じ型を何回か解き直し、グラフは軸と目盛りを確かめてから読む
- 計算とグラフを先に始め、用語は1週間前から、実験の説明は3日前に確かめる
- 単位のつけ忘れや指示の見落としなど、よくある失点を見直しで防ぐ





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