当サイトの記事は、編集部が文部科学省・教育委員会・教材会社など公式の公開情報と読者の声を調べて独自に執筆しています。紹介しているサービスの一部にはPRを含みます。
『5教科で手いっぱいで、実技教科の勉強はいつも前日の夜…』という中学生も多いはずです。
結論から言うと、期末テストの実技教科は「授業プリント」「教科書の太字」「実技の振り返り」の3つにしぼって準備するのがコツです。この3つを順に回せば、1教科30分ほどでもひととおり仕上げられるんです。
この記事を読めば、音楽・保健体育・技術家庭のテストで何が出やすいか、短い時間でどう準備すればいいかが分かります。
期末テストの実技教科とは?
実技教科は、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4つを指すことが多いです。期末テストでは5教科と一緒に筆記テストがある学校も多く、通知表の評定にもつながります。
期末テストそのものの意味や教科の数は、期末テストとはと中学の期末テストで書いています。ここでは、実技教科のテストに絞って見ていきますね。
中学校の教科は、国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・技術家庭・外国語の9つです。このうち音楽・美術・保健体育・技術家庭が、よく「実技教科」や「副教科」と呼ばれます。
『実技教科は点が悪くても大丈夫でしょ?』と思う人もいるかもしれませんね。でも、実技教科も5教科と同じように、5段階の評定がつきます。
実技教科は授業時間が少ない
実技教科は、5教科にくらべて1年間の授業時間が少ないです。学校教育法施行規則で決められている標準の授業時数は、次のとおりです。
| 教科 | 中1 | 中2 | 中3 |
|---|---|---|---|
| 音楽 | 45 | 35 | 35 |
| 美術 | 45 | 35 | 35 |
| 保健体育 | 105 | 105 | 105 |
| 技術・家庭 | 70 | 70 | 35 |
授業時間が少ないぶん、テストの範囲もしぼられていることが多いです。だからこそ、短い時間でも準備すれば点につながりやすいんです。
入試の調査書で実技教科の評定をどう扱うかは、都道府県によって違います。例えば東京都の都立高校の入試では、学力検査を行わない教科の評定を2倍にして計算するとされています。自分の地域の決まりは、先生に確かめてみてください。
実技教科の準備は3つにしぼる
実技教科のテスト勉強は、「授業プリント」「教科書の太字」「実技の振り返り」の3つにしぼります。この順に1回ずつ回すのが、短い時間で仕上げる基本の形です。
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。実技教科のテストは、授業で先生が扱った内容から出ることが多いです。教科書を最初から全部読むより、授業で使ったものから見ていくほうが近道なんです。
| 準備するもの | 見る所 | なぜ大事か |
|---|---|---|
| 授業プリント | 空欄・先生が線を引かせた所 | 先生が授業で大事だと考えた所が書かれている |
| 教科書の太字 | 太字の用語・図の説明 | 用語の意味を答える問題が出やすい |
| 実技の振り返り | 実技で習った手順・ルール・気をつけた点 | 実技の内容が筆記で問われることもある |

1教科30分の仕上げ方
3つの準備を、1教科30分くらいで回す進め方を紹介しますね。時間は目安なので、プリントの量に合わせて自分で調整してみてください。
- はじめの10分で、授業プリントを読み、空欄を赤シートなどでかくして答える
- 次の10分で、教科書の太字の用語を、意味と一緒に言えるか確かめる
- 次の5分で、実技でやった手順やルールを、ノートに書き出す
- 最後の5分で、言えなかった用語と答えられなかった空欄だけを見直す
1回目で全部覚えようとしなくて大丈夫です。テストの数日前に1回、前日にもう1回と、2回回すと覚えやすくなります。
授業プリントをなくしてしまい、テスト前に慌てることも。実技教科のプリントは、教科ごとにファイルにまとめておきましょう。なくした時は、早めに友達に見せてもらうか先生に相談してください。
実技の振り返りはどう書く?
『実技の振り返りって、何を書けばいいの?』と迷いますよね。授業で体を動かしたり、ものを作ったりした時に、先生から言われたことを思い出して書くのが基本です。
例えば、こんな書き方があります。
「バスケットボール:ボールを持ったまま歩き続けると反則になる」
「のこぎりで切る時:切り始めは刃を小さく動かして、切る線からずれないようにする」
一言ずつでかまいません。手順とルール、そして「なぜそうするか」を書いておくと、筆記の問題でも思い出しやすくなります。
教科ごとの出やすい所と勉強法
音楽は曲と記号、保健体育は保健分野の用語と体育のルール、技術家庭は道具の使い方と手順がよく問われます。どれも授業で扱った内容から出るので、プリントを中心に見ていきます。
ここからは、教科ごとに見ていきますね。学習指導要領で決められた内容をもとにしていますが、何年でどこを習うかは学校や教科書によって違います。テストの範囲は、範囲表で確かめてください。
音楽は「曲」と「記号」
音楽の授業では、歌唱・器楽・創作の「表現」と、曲を聴く「鑑賞」を学びます。テストでは、授業で歌ったり聴いたりした曲について出ることが多いです。
- 授業で扱った曲の、作曲者と曲の特徴
- 楽譜に出てくる記号の意味と読み方
- 鑑賞した曲で、どんな楽器が使われていたか
- 歌った曲の歌詞の意味や、気をつけて歌った所
『音楽記号が全然覚えられない…』という人は、記号と意味を書いたカードを作ってみてください。表に記号、裏に意味を書いて、すきま時間にめくるだけでも覚えやすくなります。
鑑賞した曲は、授業で配られたプリントに、曲を聴いて感じたことや楽器の特徴を書いていることが多いです。その内容を読み返して、「どんな曲だったか」を一言で言えるようにしておきましょう。
保健体育は「保健の用語」と「体育のルール」
保健体育には、保健分野と体育分野があります。保健分野では、健康な生活と病気の予防、心と体の発達、けがの防止、健康と環境などを学びます。
学習指導要領では、保健分野のどの内容を何年で扱うかも決められています。例えば、心と体の発達は中1、けがの防止は中2、健康と環境は中3で扱うとされています。
体育分野では、授業でやった種目のルールや技のポイントが出ることもあります。体育理論という、運動やスポーツについて考える内容も学びます。
| 分野 | よく出る内容 | 勉強のしかた |
|---|---|---|
| 保健分野 | 教科書の太字の用語、図や表の説明 | 用語を自分の言葉で説明できるか確かめる |
| 体育分野 | 授業でやった種目のルール、技のポイント | 実技で先生に言われたことを書き出す |
| 体育理論 | 運動やスポーツの意義、安全な行い方 | 授業プリントの空欄を中心に見る |
技術家庭は「道具」と「手順」
技術・家庭は、技術分野と家庭分野に分かれています。技術分野では、材料と加工、生物の育成、エネルギー変換、情報の技術(プログラミングなど)を学びます。
家庭分野では、家族や家庭の生活、食事と栄養、調理、衣服、住まい、お金の使い方や消費生活などを学びます。どの項目を何年で学ぶかは、学校ごとに決めています。
- 授業で使った道具の名前と、正しい使い方
- 製作や調理の手順と、安全のために気をつけたこと
- 教科書の太字の用語と、図の説明
- 授業でまとめたワークシートの内容
実習の手順は、「なぜそうするのか」とセットで覚えると、記述の問題にも答えやすくなります。例えば調理なら、「手を洗ってから材料にさわる。食中毒を防ぐため」のように書き出してみてください。
『技術は用語が多くて覚えにくい』という人は、教科書の図と一緒に覚えてみてください。道具や部品の名前は、図のどこを指しているかが分かると忘れにくくなります。
美術のテストの準備は、美術の期末テストでくわしく紹介しています。
テスト前の計画に実技教科を入れる
実技教科は、テストの1週間前までにプリントを1回読み、前日にもう一度見直す流れにすると、5教科の勉強とぶつかりにくくなります。
『実技教科は前日でいいや』と後回しにすると、前日に4教科分が一気に重なってしまいますよね。1週間前から少しずつ入れておくのがおすすめです。
| 時期 | 実技教科でやること |
|---|---|
| 1週間前まで | 授業プリントをそろえて、1回読む |
| 4日前から2日前 | 1日1教科ずつ、30分の仕上げをする |
| 前日 | 言えなかった用語と空欄だけを見直す |

5教科を含めた計画の立て方は、期末テストの勉強計画表の作り方でくわしく書いています。
実技教科の期末テストでよくある相談
「5教科はできるのに実技教科の勉強法が分からない」「実技教科はできなくてもいい?」「テスト直前で実技教科に手が回らない」の3つは、よく見かける相談です。
知恵袋などでよく見かける相談を、内容を要約して取り上げます。
5教科は点が取れるのに、実技教科の勉強法が分かりません
5教科の勉強ができているなら、やり方を少し変えるだけで大丈夫です。実技教科は、問題集よりも授業プリントが中心になるのが大きな違いです。
この記事の「3つにしぼる」やり方で、プリントと太字の用語から始めてみてください。
実技教科は、テストができなくてもいいですか?
実技教科にも5段階の評定がつき、通知表にのります。高校入試の調査書で実技教科をどう扱うかは地域によって違いますが、5教科と同じように見られることもあります。
テストだけで成績が決まるわけではありませんが、授業時間が少ないぶん、テストの1回が大事になりやすいです。短い時間でも準備しておきましょう。
テストの2日前なのに、実技教科に手をつけていません
まずは授業プリントをそろえて、1教科ずつ読むところから始めてください。全部を覚えようとせず、空欄と太字の用語にしぼると、短い時間でも進められます。
中3の3学期でも、実技教科のテスト勉強はしたほうがいいですか?
中3の3学期は、受験勉強が忙しい時期ですよね。そう思う気持ちは自然です。
ただ、テストがある以上は、通知表の評定につながります。プリントと太字の用語にしぼれば、1教科30分ほどでも準備できるので、受験勉強の合間に入れてみてください。
ここで取り上げた相談は、実際の質問の内容をもとに要約したものです。成績や入試の扱いは地域や学校によって違うので、回答は一般的な考え方として書いています。
勉強のやり方そのものを見直したい人は、期末テストの勉強法も参考にしてみてください。一人で計画を続けるのが難しい時は、人の手を借りる方法もあります。
家庭教師のあすなろ(PR)
テスト勉強のやり方から、一緒に見てほしい方へ
家庭教師のあすなろは、勉強が苦手な子のサポートに力を入れている小学生・中学生・高校生向けの家庭教師です。ご自宅への訪問のほか、オンラインでも1対1で教われます。テスト前は出題されやすいポイントにしぼった勉強の進め方を教えてくれます。まずは無料の体験授業で、お子さんに合うか確かめてみてください。
無料あすなろの無料体験授業を見る運営会社と公式サイトは地域ごとに分かれています。料金や内容はお住まいの地域の公式サイトで確認してください。
よくある質問
実技教科のテストは、全部の学校にありますか?
期末テストで実技教科の筆記テストを行う学校は多いですが、作品や実技の発表で評価する学校や学期もあります。範囲表と先生の説明で確かめてみてください。
実技教科の授業プリントをなくしてしまいました。
早めに友達に見せてもらうか、先生に相談してみてください。プリントがそろわない時は、教科書の太字の用語から始めると、範囲の中心をおさえやすくなります。
実技教科の勉強は、いつから始めればいいですか?
テストの1週間前までに授業プリントを1回読み、数日前から1日1教科ずつ仕上げる形を紹介しました。5教科の計画に合わせて、無理のない時期から始めてみてください。
実技が苦手でも、筆記テストで点は取れますか?
筆記テストは、授業プリントや教科書の内容から出ることが多いので、実技が苦手でも準備すれば点を取りにいけます。実技で先生に言われたことを書き出しておくと、ルールや手順の問題にも答えやすくなります。
まとめ
- 期末テストの実技教科は、授業プリント・教科書の太字・実技の振り返りの3つにしぼって準備する
- 1教科30分ほどで、3つを順に回すと仕上げやすい
- 音楽は曲と記号、保健体育は保健の用語と体育のルール、技術家庭は道具と手順をおさえる
- 1週間前にプリントを読み、前日に見直す流れで計画に入れる





コメント