当サイトの記事は、編集部が文部科学省・教育委員会・教材会社など公式の公開情報と読者の声を調べて独自に執筆しています。紹介しているサービスの一部にはPRを含みます。
『美術のテストって、何を勉強すればいいのか分からない…』と、範囲表を見て手が止まっている人も多いはずです。
結論から言うと、中学美術の期末テストは、授業で扱った内容を4種類に分けて準備すると、ぐっと覚えやすくなります。5教科ほど範囲は広くないことが多いので、やり方さえ分かれば点を取りやすい教科なんです。
この記事を読めば、美術の期末テストで何が出やすいのか、教科書と授業プリントをどう覚えればいいのかが分かります。
中学美術の期末テストは何が出る?
美術の期末テストは、授業で扱った作品や技法、教科書の用語、授業プリントの内容から出ることが多いです。何が出るかは先生と学校によって違うので、まずはテスト範囲表と授業プリントを集めるところから始めます。
美術は、5教科のように毎回の授業で問題集を解く教科ではありませんよね。だからこそ、何を覚えればいいのかが見えにくいんです。
美術の授業時数は、国が決めている標準で中1が年間45単位時間、中2と中3が35単位時間です。5教科よりずっと少ない時間なので、テスト範囲もその時間で扱った内容にしぼられます。
よく出る問題の形
学校によって違いますが、美術のペーパーテストでは、次のような形の問題がよく見られます。
| 問題の形 | 例 |
|---|---|
| 用語を答える | 色や形に関する言葉、道具の名前 |
| 技法を選ぶ・説明する | 授業で使った描き方や表し方の名前 |
| 作品と作者を結ぶ | 教科書に載っている作品の名前と作者 |
| 鑑賞の問題 | 作品を見て、感じたことや工夫を書く |
| 制作の振り返り | 自分の作品で工夫したところを書く |
テストとは別に、デッサンなどの実技テストがある学校もあります。テスト範囲表に「実技」と書かれていないかも確かめておきましょう。
範囲は「授業でやったこと」が基本
美術のテストは、授業で扱った内容から出るのが基本です。教科書の全ページが範囲になるというより、授業で開いたページや、配られたプリントが中心になることが多いです。
『教科書を最初から全部読まなきゃ』と思わなくて大丈夫です。まずは授業で使ったものを集めてみてください。
- テスト範囲表(美術の欄)
- 授業で配られたプリント
- 教科書の授業で開いたページ
- 自分の作品のアイデアスケッチや振り返りシート
- 美術の資料集(使っている学校の場合)
美術のテストは4種類に分けて準備する
美術のテストの中身は「用語」「技法」「作品と作者」「自分の制作の振り返り」の4種類に分けられます。種類ごとに覚え方が違うので、集めたプリントや教科書をこの4つに仕分けしてから勉強します。
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
美術のテストが覚えにくいのは、性質の違う問題が混ざっているからなんです。用語はくり返し書けば覚えられますが、鑑賞や振り返りの問題は、覚えるより「言葉にする練習」が必要になります。
| 種類 | 中身の例 | 準備のしかた |
|---|---|---|
| 用語 | 色の三属性、構図に関する言葉 | 書いて覚える・言葉と意味を結ぶ |
| 技法 | 授業で使った描き方や表し方 | 手順と効果をセットで覚える |
| 作品と作者 | 教科書の作品名、作者名、時代や国 | 作品の写真を見て答える練習をする |
| 自分の制作の振り返り | 作品のテーマ、工夫したところ | 自分の言葉で2〜3文にまとめる |

仕分けのしかた
集めたプリントや教科書のページを見ながら、それぞれがどの種類に入るかを書き込んでみてください。
ノートを4つの欄に分けて、種類ごとに書き写していくのもおすすめです。仕分けが終わると、どの種類が多いか、どこから覚えればいいかが見えてきます。
- 範囲のプリントと教科書のページを机に並べる
- 太字や先生が強調した言葉に印を付ける
- 印を付けた内容を4種類のどれかに分ける
- 種類ごとにノートの欄にまとめる
- いちばん量が多い種類から覚え始める
種類ごとの覚え方
用語は「書く」、技法は「手順と効果をセット」、作品と作者は「写真を見て答える」、制作の振り返りは「自分の言葉で書いてみる」。4種類それぞれに合ったやり方で覚えると、短い時間でも点につながります。
ここからは、種類ごとの覚え方を見ていきます。
用語は「意味と一緒に」書いて覚える
美術の用語は、言葉だけを丸暗記すると、問題の出し方が変わった時に答えられなくなりがちです。
例えば、色についての用語なら、色の三属性(色相・明度・彩度)がよく出ます。授業や教科書によっては「色の三要素」と呼ばれることもあります。
色相は色味のちがい、明度は明るさ、彩度は鮮やかさのことです。言葉だけでなく、「明るさのことだから明度」のように意味と一緒に覚えておくと、どんな聞かれ方でも答えやすくなります。
構図や「構成の美しさ」の言葉も出やすい
色のほかに出やすいのが、形の組み合わせや画面の構成についての言葉です。授業によっては「構成美の要素」として、くり返しやつり合い、だんだん変化する形などをまとめて習うこともあります。
こうした言葉は、名前と一緒に「どんな見え方になるか」を覚えておくのがコツです。教科書の例の写真を見ながら、「これはくり返し」「これはつり合い」と指さして言えるようにしておきましょう。
教科書によって、取り上げる言葉の数や呼び方は違います。プリントにまとめられた言葉を中心に覚えておけば大丈夫です。
同じ内容でも、教科書や先生によって呼び方が違うことがあります。テストでは授業で習った呼び方で答えるのが安心なので、プリントの言葉を優先して覚えておきましょう。
技法は「手順」と「どんな効果があるか」をセットにする
技法の問題は、名前だけでなく、どうやるのか、どんな効果があるのかを聞かれることがあります。
例えば、遠近感を出す描き方(遠近法)なら、「遠くのものを小さく描く」「遠くのものほど色をうすくする」のように、手順と効果をセットで覚えておきます。
『名前は覚えたけど、説明しなさいって言われると書けない』という人は、手順と効果を1文ずつ書く練習をしてみてください。
| 覚えること | 書き方の例 |
|---|---|
| 技法の名前 | 授業で習った呼び方 |
| どうやるか | 「〜して描く」と1文で |
| どんな効果があるか | 「〜に見える」「〜が伝わる」と1文で |
| 授業で使った場面 | 自分の作品のどこで使ったか |
授業で実際に試した技法なら、自分が作った時のことを思い出すと覚えやすいですよ。
作品と作者は「写真を見て答える」練習をする
作品と作者の問題は、テストで作品の写真が出てくることが多いです。名前を文字だけで覚えていると、写真を見た時に結びつかないことがあります。
教科書や資料集の作品の写真を見て、作品名と作者名、時代や国を言えるか確かめてみてください。
例えば、日本の浮世絵と西洋の絵を比べて見る授業があったなら、「色の使い方」「線の描き方」「構図」の違いを言えるようにしておくと、鑑賞の問題にも強くなります。
友達と問題を出し合う時は、こんなふうに作品の写真を指さしながら聞いてみるのがおすすめです。
「この作品の名前と、作った人は?」
「えっと、名前は分かるけど、作った人が出てこない…」
答えられなかった作品だけを付箋に書いておくと、次に見直す所がすぐに分かります。
鑑賞の問題は「見たこと+感じたこと+理由」で書く
鑑賞の問題は、正解が一つではないので、何を書けばいいか迷いますよね。
書き方の型を決めておくと、落ち着いて書けます。「何が描かれているか(見たこと)」「どう感じたか(感じたこと)」「なぜそう感じたか(理由)」の3つを入れるのが基本の形です。
| 入れること | 書き方の例 |
|---|---|
| 見たこと | 「手前に大きな木が描かれていて」 |
| 感じたこと | 「力強さを感じました」 |
| 理由 | 「枝の線が太く、画面の大部分を使っているからです」 |
理由のところで、授業で習った用語(色の明るさ、構図、遠近感など)を使えると、学んだことが伝わる答えになります。
自分の制作の振り返りは「2〜3文」にまとめる
意外と見落としやすいのが、自分の作品についての問題です。「作品のテーマは何か」「どこを工夫したか」を書く問題が出る学校もあります。
これは覚える問題ではなく、言葉にする問題なんです。作品を作った時のアイデアスケッチや振り返りシートを見ながら、2〜3文でまとめておきましょう。
- 作品のテーマや、伝えたかったこと
- 色や形でいちばん工夫したところ
- 使った材料や技法と、その理由
- うまくいかなかったところと、次にどうするか
学年ごとに出やすい内容
中学の美術は、学習指導要領では「1年」と「2・3年」の2つに分けて内容が決められています。1年は基本的な表し方や見方、2・3年は日本と外国の美術の違いや、時代ごとの特徴を感じ取る内容が増えてきます。
学年によって、テストに出やすい内容も少しずつ変わります。教科書によって扱う作品や順番は違うので、あくまで目安として見てください。
| 学年 | 学習の中心 | テストに出やすい内容の例 |
|---|---|---|
| 中1 | 形や色の基本、身近な地域や日本・外国の文化遺産のよさ | 色についての用語、遠近感の出し方、道具の使い方 |
| 中2 | 日本の美術の特徴、外国の美術との違い | 作品と作者、技法の名前と効果、デザインの工夫 |
| 中3 | 時代ごとの作品の特徴、美術文化 | 美術の歴史の流れ、鑑賞の記述問題 |
学習指導要領の美術では、どの学年でも「形や色彩、材料、光などの性質」や、それらが感情にもたらす効果を理解することが大事にされています。どの学年のテストでも、色や形の問題が出やすいのはこのためです。
2・3年は「日本と外国の違い」に注目する
中2・中3になると、日本の美術作品と外国の美術作品を比べて、それぞれのよさや違いに気づく内容が増えてきます。時代ごとに作品の特徴が変わっていく流れを学ぶこともあります。
こうした内容は、作品名を覚えるだけでは答えにくい問題が出やすいところです。「日本の作品はどんな線や色で描かれているか」「外国の作品とは何が違うか」を、自分の言葉で言えるようにしておきましょう。
例えば、教科書で2つの作品が並べて載っているページがあれば、そこはテストで比べる問題が出やすい所かもしれません。違いを3つずつ書き出しておくと安心です。
学年ごとの対策は、中1美術の期末テスト、中2美術の期末テスト、中3美術の期末テストでくわしく書いています。
「美術は前日に少し見ればいい」と思って、範囲のプリントをなくしてしまうことも。プリントがないと何が出るか分からなくなるので、配られたらファイルにまとめておきましょう。
美術のテスト勉強の進め方
美術は、5教科の勉強と並べて、1週間前から少しずつ進めるのがおすすめです。一度にまとめてやるより、毎日10分くらいずつ見る方が覚えやすくなります。
『5教科で手いっぱいで、美術まで手が回らない』という人も多いですよね。美術は、長い時間をかけるより、短い時間を何回か取る方が向いている教科なんです。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1週間前 | プリントと教科書を集めて、4種類に仕分ける |
| 5日前 | 用語と技法を書いて覚える |
| 3日前 | 作品の写真を見て、作品名と作者を答える |
| 2日前 | 自分の制作の振り返りを2〜3文で書く |
| 前日 | 4種類のノートをざっと見直し、言えない所だけ確かめる |

実技教科をまとめて準備する方法は、期末テストの実技教科の勉強法でも紹介しています。
実技テストがある時の考え方
デッサンなどの実技テストがある学校では、先生が見るポイントを授業で説明していることが多いです。
例えば、手のデッサンなら、形のバランス、明るい所と暗い所の描き分け、線の強弱などが見られることがあります。授業で言われた評価のポイントを、プリントやノートで確かめておきましょう。
練習する時は、時間を測ってみるのがおすすめです。テストの時間内にどこまで描けるかが分かると、本番で時間配分に迷いにくくなります。
授業プリントは1枚のまとめシートにする
プリントが何枚もあると、テスト前に全部を見直すのは大変ですよね。
そんな時は、4種類ごとに大事な所だけを書き出した「まとめシート」を1枚作っておくと便利です。
| 欄 | 書くこと |
|---|---|
| 用語 | 言葉と意味を1行ずつ |
| 技法 | 名前・手順・効果を1行ずつ |
| 作品と作者 | 作品名・作者・時代や国 |
| 制作の振り返り | テーマと工夫したところを2〜3文 |
前日はこの1枚だけを見直せばいいので、5教科の勉強の時間も守りやすくなります。
5教科と一緒に計画を立てるには
美術を含めた全体の計画は、5教科と同じ表に書き込んでおくと、忘れずに進められます。
毎日の最後の10分を実技教科の時間にする、のように決めておくのも一つの方法です。
ただ、5教科の勉強が思うように進まない時は、計画そのものを見直す必要があるかもしれません。苦手な教科を誰かに見てもらうと、美術や実技教科に使える時間も生まれやすくなります。
家庭教師のあすなろ(PR)
テスト勉強のやり方から、一緒に見てほしい方へ
家庭教師のあすなろは、勉強が苦手な子のサポートに力を入れている小学生・中学生・高校生向けの家庭教師です。ご自宅への訪問のほか、オンラインでも1対1で教われます。テスト前は出題されやすいポイントにしぼった勉強の進め方を教えてくれます。まずは無料の体験授業で、お子さんに合うか確かめてみてください。
無料あすなろの無料体験授業を見る運営会社と公式サイトは地域ごとに分かれています。料金や内容はお住まいの地域の公式サイトで確認してください。
中学美術の期末テストでよくある相談
「デッサンのテストでは何を見ているのか」「抽象画と具象画の違いが分からない」「美術のテストの点が低いと成績が1になるのか」という相談がよく見られます。
知恵袋などでよく見かける美術の期末テストの相談を、要約して取り上げます。
デッサンのテストでは、何を見ているのですか?
いちばん多い相談の一つです。結論から言うと、見ているポイントは先生によって違うので、授業での説明がいちばんの手がかりになります。
よく見られるのは、形のバランス、明暗の描き分け、質感の違いの表し方、線の強弱などです。例えば「鉛筆を持った手」なら、手の肌と鉛筆の硬さの違いをどう描き分けるか、という点も見られやすいところです。
授業プリントに評価のポイントが書かれていないか、もう一度見てみてください。
抽象画と具象画の違いを、分かりやすく知りたいです
具象画は、人や風景など、実際にあるものが何か分かるように描いた絵です。抽象画は、形や色そのものを使って、気持ちやイメージを表した絵のことです。
テストでは、作品を見てどちらかを答えたり、違いを説明したりする問題が出ることがあります。「何が描いてあるか分かるかどうか」で考えると、区別しやすくなりますよ。
美術の期末テストで点が低かったら、成績は1になりますか?
『テストで失敗したから、もう成績はだめだ…』と心配になりますよね。
実は、成績はテストの点数だけで決まるわけではありません。国の通知では、学習の評価は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点で行うとされています。
美術では、作品づくりや授業での取り組みも評価の材料になることが多いです。評定をどう決めるかは学校ごとに定めているので、気になる時は先生に聞いてみてください。
ここで取り上げた相談は、実際の質問の内容をもとに要約したものです。回答は一般的な考え方として書いています。
中学のテスト全体の仕組みは、中学の期末テストでまとめています。
よくある質問
中学美術の期末テストは、全国どこでも同じ内容ですか?
同じではありません。学習指導要領で学年ごとの内容は決められていますが、どの作品や技法を扱うか、テストに何を出すかは教科書と学校、先生によって違います。自分の学校の範囲表と授業プリントで確かめてください。
色の三要素と色の三属性は違うものですか?
色相・明度・彩度の3つを指す言葉として、どちらの呼び方も使われることがあります。テストでは、授業や教科書で使われた呼び方で答えるのが安心です。
鑑賞の記述問題で何を書けばいいか分かりません。
「何が描かれているか」「どう感じたか」「なぜそう感じたか」の3つを入れると書きやすくなります。理由のところで授業で習った用語を使うと、伝わりやすい答えになります。
デッサンの実技テストは、家で練習した方がいいですか?
授業で説明された評価のポイントが分かっていれば、家で時間を測って練習しておくと本番で落ち着きやすくなります。テストと同じお題や似たものを、決められた時間で描いてみてください。
美術のテスト勉強は何日前から始めればいいですか?
決まった日数はありませんが、1週間前くらいから毎日少しずつ見ると、5教科と両立しやすくなります。範囲の量を見て、自分で決めてみてください。
まとめ
- 中学美術の期末テストは、授業で扱った作品・技法・用語・プリントから出ることが多い
- 「用語」「技法」「作品と作者」「自分の制作の振り返り」の4種類に分けて準備する
- 用語は意味と一緒に、技法は手順と効果をセットで、作品は写真を見て、振り返りは自分の言葉で
- 学年によって出やすい内容が変わるので、範囲表とプリントで確かめる
- 美術は1週間前から短い時間を何回か取ると、5教科と両立しやすい





コメント