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『あと少しで100点だったのに、また90点台…』と、満点の手前で止まってくやしい思いをしている人も多いはずです。
結論から言うと、期末テストで満点を取る人は、特別な勉強をしているわけではありません。落とした1問の理由を分けて、理由ごとに直しているんです。
この記事を読めば、自分の失点がどの種類なのかが分かり、次の期末テストで満点をねらうための準備と見直しのやり方が分かります。
満点を取る人がしているのは「落とさない準備」
90点から100点にする勉強は、0点から80点にする勉強とは中身が違います。新しいことを覚えるより、「解けるはずの問題を落とさない」準備の方が大事になるんです。
80点くらいまでは、教科書とワークをくり返せば届くことが多いですよね。
ただ、そこから先の1問、2問は、知識の量だけでは埋まりません。計算の写し間違い、問題文の読み落とし、時間が足りなくて見直せなかった、そんな失点が残っているからです。
満点の人と90点の人の違い
勉強の中身を比べると、違いが見えてきます。
| 場面 | 90点で止まりやすい進め方 | 満点に近づく進め方 |
|---|---|---|
| ワークの丸つけ | 丸とバツを付けて終わる | バツの理由を一言メモする |
| 間違えた問題 | 答えを赤で写して終わる | 数日あけて、何も見ずに解き直す |
| 暗記 | 読んで覚えたつもりになる | 書いて言えるかを確かめる |
| テスト本番 | 解き終わったら見直しは少し | 見直しの時間を先に取っておく |
| 返ってきた答案 | 点数だけ見てしまう | 落とした問題を種類分けする |
表の右側は、どれも時間がかかることではありません。「終わったつもり」を減らす小さな工夫なんです。
まずは「満点がねらえる教科」を決める
『全部の教科で満点なんて無理…』と思うのは自然です。
最初から全教科をねらわなくて大丈夫です。今いちばん点が高い教科か、範囲がせまい教科を1つ選んで、そこで満点をねらってみてください。
1教科で満点の取り方がつかめると、そのやり方をほかの教科にも広げやすくなります。
失点は4種類に分けられる
落とした問題は「知らない」「忘れた」「ミス」「時間切れ」の4種類に分けられます。種類によって直し方がまったく違うので、まず分けることから始めます。
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
返ってきた答案を見て「もっと勉強しなきゃ」と思っても、何をすればいいかが分からないことってありますよね。失点の種類を分けると、次にやることがはっきりします。
| 失点の種類 | どんな状態か | よくある例 |
|---|---|---|
| 知らない | そもそも覚えていない・習った記憶がない | 授業で聞き流した用語が出た |
| 忘れた | 一度は覚えたのに本番で出てこない | 前日に覚えた年号があいまいになった |
| ミス | 分かっていたのに答えを間違えた | 符号の付け忘れ、単位の書き忘れ |
| 時間切れ | 解ける問題までたどり着けなかった | 最後の大問を白紙で出した |

答案が返ってきたら4色で印を付ける
テストが返ってきたら、バツの付いた問題の横に、4種類のどれかを書き込んでみてください。
色ペンで分けても、「知」「忘」「ミ」「時」と1文字で書いてもかまいません。
- バツと三角の問題に、4種類のどれかを書き込む
- 種類ごとに失点の合計を数える
- いちばん点を落とした種類を1つ選ぶ
- 次のテストでは、その種類の対策から始める
例えば、数学で8点落として、そのうち6点がミスだったとします。その場合、新しい問題集を買うより、ミスを減らす練習の方が近道です。
「ミス」にまとめすぎないように
『全部ケアレスミスだったから、次は気をつければ大丈夫』と思ってしまうこともありますよね。
ただ、よく見るとミスに見えて「忘れた」だった、ということも多いんです。公式があやふやで計算の途中で迷った場合は、ミスではなく「忘れた」に入れておきましょう。
本番で「あれ、どっちだっけ」と迷ったものは「忘れた」、迷わず書いたのに間違えていたものは「ミス」と考えると分けやすいです。
失点の種類ごとの直し方
「知らない」は教科書に戻る、「忘れた」は思い出す練習をくり返す、「ミス」は自分のミスの型を知る、「時間切れ」は解く順番と時間を決める。種類ごとにやることを変えていきます。
ここからは、4種類それぞれの直し方を見ていきます。
「知らない」は教科書とプリントに戻る
知らなかった問題は、教科書や授業プリントのどこに書いてあったかを探すところから始めます。
テストは授業の内容から出ることがほとんどです。見落としやすいのは、教科書の欄外、図や写真の説明、先生が授業中に口で言ったことです。
『そんなところまで出るの?』と思うかもしれません。でも、満点をねらう時に差がつくのは、まさにこういうところなんです。
- 教科書の太字以外の文も一度は読む
- 図や写真の説明文に目を通す
- 授業プリントの書き込みを見直す
- 範囲表に書かれたページを全部開いたか確かめる
「忘れた」は思い出す練習で直す
「忘れた」は、覚える練習はしていても、思い出す練習が足りていない時に起きやすいです。
教科書を読み返すだけだと、分かった気持ちになりやすいんですよね。答えをかくして、自分の頭から出せるかを確かめる時間を作ってみてください。
例えば、社会の用語なら、教科書の太字を紙でかくして説明してみる。理科なら、図を見て名前を書いてみる。
この「出す」練習が、本番で思い出せる力になります。
もう一つ大事なのが、日をあけてくり返すことです。覚えた日の夜、次の日、テストの前の週、と間をあけて確かめると、本番まで残りやすくなります。
「ミス」は自分のミスの型を知る
ミスは「気をつける」だけでは減りません。自分がどんなミスをしやすいかを知って、そこだけ確かめるのがコツです。
| ミスの型 | 例 | 本番での確かめ方 |
|---|---|---|
| 写し間違い | 問題の数字を書き写す時に変わる | 式の1行目を問題と見比べる |
| 符号・単位 | マイナスや cm を書き忘れる | 答えを書いたら符号と単位だけ見る |
| 読み落とし | 「記号で」「すべて選べ」を見落とす | 問題文の指示に線を引く |
| 書き間違い | 漢字のとめ・はね、英語のつづり | 書き終わったら1字ずつ指でたどる |
| 解答欄のずれ | 1問ずれて書いてしまう | 大問の終わりで番号をそろえる |
ふだんのワークでも、ミスで落とした問題にはミスの型を書いておきましょう。何回か続けると、「自分は符号が多い」のように、型が見えてきます。
「時間切れ」は解く順番を決めておく
時間切れは、実力が足りないというより、時間の使い方の問題であることが多いです。
試験が始まったら、まず全体をざっと見て、すぐ解ける問題から解く。時間がかかりそうな問題は印を付けて後に回す。
この順番を決めておくだけでも変わります。
最初の難しい問題にこだわって、後ろの簡単な問題を解く時間がなくなることも。1問で手が止まったら、印を付けて次に進むと決めておきましょう。
見直しの時間も、最初から計算に入れておくのがおすすめです。家で過去のテストやワークを解く時から、時間を測って練習しておくと、本番でもあわてにくくなります。
教科ごとに満点を逃しやすいところ
満点を逃す1問は、教科ごとにだいたい決まった場所にあります。自分の教科の「落としやすい場所」を知って、そこを重点的に見直します。
教科によって、ねらわれやすいところは少しずつ違います。下の表は、多くの中学生がつまずきやすいところの例です。
| 教科 | 満点を逃しやすいところ | 見直しのポイント |
|---|---|---|
| 数学 | 計算の符号、文章題の単位、図形の証明の書き方 | 途中式を省かずに書く |
| 英語 | つづり、三単現の s、ピリオドや大文字 | 書いた英文を声に出して読む |
| 国語 | 漢字のとめ・はね、記述の文末、抜き出しの字数 | 「〜から。」など問いに合う文末か見る |
| 理科 | 単位、グラフの読み取り、実験の手順の理由 | 計算の答えに単位を付けたか見る |
| 社会 | 漢字指定の用語、地図や資料の読み取り | 「漢字で」の指示に線を引く |
学校によって、テストの形式や問題の出し方は違います。自分の学校の過去のテストやワークを見て、出やすい形をつかんでおきましょう。
数学は「途中式」で満点に近づく
数学の満点を逃す原因は、計算ミスがいちばん多いという人が多いですよね。
暗算で一気に解くと、どこで間違えたかが分からなくなります。途中式を書いておけば、見直しの時に1行ずつ確かめられます。
計算ミスの減らし方は、期末テストの数学の勉強法でくわしく書いています。
英語と国語は「書く」で差がつく
英語は、意味が分かっていても、つづりやピリオドの1か所で点を落とすことがあります。
国語も、記述問題の文末や漢字の細かいところで減点されやすい教科です。
「分かる」と「正しく書ける」は別もの、と考えておきましょう。英語は期末テストの英語の勉強法、国語は期末テストの国語の勉強法も参考にしてみてください。
理科と社会は「資料」の問題を落とさない
理科と社会は、用語を覚えていても、グラフや地図、表の読み取りで点を落とすことがあります。
資料の問題は、覚えた用語をそのまま書く問題とは少し違います。資料のどこを見れば答えが分かるのかを、ふだんから口に出して確かめておくと強くなります。
例えば、友達と問題を出し合う時に、こんなやりとりをしてみるのもおすすめです。
「このグラフで一番変化が大きいのはどこ?」
「ここ。横の目盛りが一つ進む間に、縦が一番大きく上がってるから」
答えだけでなく「なぜそう読めるか」まで言えると、初めて見る資料が出ても落ち着いて読めます。
実技教科もペーパーテストは満点がねらえる
音楽や美術、保健体育、技術・家庭のペーパーテストは、範囲が教科書とプリントにしぼられていることが多いです。
5教科よりも範囲がせまいことも多いので、満点をねらいやすい教科でもあります。授業プリントをまとめて見直しておくだけで、取れる問題が増えることもあります。
満点をねらう2週間の進め方
満点をねらう時は、テストの2週間前にはワークを一通り終わらせておくのが理想です。残りの時間を「間違えた問題の解き直し」と「見直しの練習」に使えるからです。
『2週間前から何をすればいいの?』という人のために、進め方の例を置いておきます。テストの日程や部活の予定に合わせて、自分で日数を調整してみてください。
| 時期 | やること | 失点の種類との関係 |
|---|---|---|
| 2週間前まで | 範囲表を見て、ワークを1周終わらせる | 「知らない」を見つける |
| 2週間前〜10日前 | 間違えた問題だけを解き直す | 「忘れた」を減らす |
| 10日前〜1週間前 | 教科書とプリントの細かいところを読む | 「知らない」をつぶす |
| 1週間前〜3日前 | 時間を測って問題を解き、ミスの型を記録 | 「ミス」「時間切れ」を減らす |
| 2日前〜前日 | 自分のミスの型と、まだ不安な所だけ見る | 全種類の最終確認 |

勉強全体の流れは期末テストの勉強法で、ワークの使い方は期末テストのワークの進め方で紹介しています。
ワークは「2周目」で満点に近づく
ワークを1周しただけだと、バツの問題が残ったままになりがちです。
1周目でバツや三角が付いた問題に印を付けておき、2周目はその問題だけを解きます。2周目でも間違えた問題は、3周目に回しましょう。
『ワークを何周もする時間なんてない』という人も、印の付いた問題だけなら、思ったより短い時間で終わります。
見直しの練習もしておく
テスト本番の見直しは、ふだんからやっていないと、うまくできないものです。
家で問題を解く時も、解き終わってすぐ答え合わせをせず、自分で見直す時間を取ってみてください。見直しで自分のミスを見つけられた時は、それも記録しておくと自信になります。
- 問題文の指示(記号・漢字・すべて選べ)に合っているか
- 符号と単位を書いたか
- 解答欄の番号がずれていないか
- 自分のミスの型に当てはまる所がないか
- 名前と受験番号を書いたか
一人でやるか、人の手を借りるか
4種類に分けて直す方法は、一人でも十分に進められます。
ただ、「知らない」が多くて、どこから戻ればいいか分からない時もありますよね。前の学年の内容でつまずいている時は、一人で戻るのが大変なこともあります。
- つまずいた単元が前の学年までさかのぼっていて、戻り方が分からない
- テスト範囲に合わせた計画を一人で立てられない
- 解き方が分からない問題を、その場で質問できる相手がほしい
- 家で勉強する習慣がなかなかつかない
例えば、家庭教師のあすなろは、小学生・中学生・高校生を対象にした家庭教師で、勉強が苦手な子のサポートに力を入れています。訪問とオンライン(Zoom)があり、無料の体験授業も受けられます。
中学生向けには、定期テスト対策として「テストに出題されやすいポイントを重点的に」勉強できると説明されています。地域ごとに運営会社と公式サイトが分かれているので、家庭教師のあすなろ 対応エリアから住んでいる地域のページで確かめてみてください。
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テスト勉強のやり方から、一緒に見てほしい方へ
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家庭教師を頼むタイミングについては、期末テスト対策に家庭教師は必要?も参考にしてみてください。
期末テストの満点についてよくある相談
「満点を取るにはどうすればいいか」「満点なのに成績が5にならないのはなぜか」「満点にこだわりすぎて子どもがつらそう」という相談がよく見られます。
知恵袋などでよく見かける相談を、要約して取り上げます。
満点を取る方法はありますか?満点でなくても、いい点を取る方法が知りたいです
いちばん多い相談がこれです。結論から言うと、満点の取り方といい点の取り方は、途中までは同じなんです。
まず、教科書とワークで「知らない」をなくします。ここまでで、いい点に届くことは多いです。
そこから満点をねらうなら、失点を4種類に分けて、「ミス」と「時間切れ」を減らす練習を足していきます。いきなり満点をめざすより、前回落とした点の種類を1つ減らす、と考えると取り組みやすいですよ。
期末テストは満点だったのに、成績が5になりませんでした
こうした相談もよく見かけます。実は、通知表の成績はテストの点数だけで決まるわけではないんです。
国の通知では、学習の評価は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点で行うとされています。評定をどう決めるかは、各学校で定めることになっています。
なので、テストの点に加えて、授業での取り組みや提出物なども材料になることがあります。気になる時は、どこが足りなかったのかを先生に聞いてみるのが一番の近道です。
小学生の子どもが満点にこだわって、取れないと泣いてしまいます
保護者の方からの相談です。満点を目標にがんばれるのは、すばらしいことですよね。
ただ、満点以外を「失敗」と感じてしまうと、テストのたびにつらくなってしまいます。
返ってきたテストを一緒に見る時は、点数より「どの種類の間違いだったか」を話題にしてみてください。「これはミスだったね。
次はここだけ見よう」のように、次にやることが分かると、落ち着きやすくなります。
ここで取り上げた相談は、実際の質問の内容をもとに要約したものです。回答は一般的な考え方として書いています。成績の付け方は学校ごとに違うので、くわしくは学校で確かめてください。
テストの結果がよくなかった時の振り返り方は、期末テストの結果が悪かった時にやることでまとめています。
よくある質問
期末テストで満点を取るのは、どれくらいすごいことですか?
教科や学校のテストの難しさによって違うので、一概には言えません。ただ、満点は解ける問題を一つも落とさなかったという意味なので、準備と見直しがしっかりできた証拠です。点数より、どうやって取れたかを振り返っておくと次にもつながります。
満点をねらうなら、何週間前から勉強を始めればいいですか?
決まった期間はありません。この記事では2週間前にワークを1周終えておく流れを紹介しましたが、範囲の広さや部活の予定で変わります。自分の学校の範囲表が出たら、逆算して決めてみてください。
ケアレスミスがどうしてもなくなりません。
ミスは「気をつける」だけでは減りにくいです。自分のミスを記録して、多い型を1つ見つけ、本番ではその型だけを確かめる方法がおすすめです。
全部の教科で満点を取る必要はありますか?
その必要はありません。まず1教科で満点をねらい、やり方をつかんでからほかの教科に広げる方が続けやすいです。
最後の問題がいつも難しくて解けません。
最後の問題に時間を使う前に、ほかの問題を確実に取ることを優先しましょう。そのうえで、ワークの発展問題を解き直しておくと、似た問題に対応しやすくなります。
まとめ
- 期末テストで満点を取るには、新しいことを覚えるより「落とさない準備」が大事
- 失点は「知らない」「忘れた」「ミス」「時間切れ」の4種類に分けられる
- 種類ごとに、教科書に戻る・思い出す練習・ミスの型を知る・解く順番を決める、と直し方を変える
- 2週間前にワークを1周終え、残りの時間を解き直しと見直しの練習に使う
- 通知表の成績はテストの点だけでは決まらないので、気になる時は先生に聞く





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