高校の期末テスト|中学との違いと赤点を避ける勉強法

高校の期末テストについて、中学との違いと赤点を避ける勉強法を解説する記事のアイキャッチ

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『中学の時と同じように勉強したのに、高校の期末テストで思ったより点が取れなかった…』という人も多いはずです。

結論から言うと、高校の期末テストは中学と「科目の数」「範囲の広さ」「成績が単位につながること」の3つが違います。同じやり方のままだと、時間が足りなくなりやすいんです。

この記事を読めば、高校期末テストの中身と、赤点を避けるために何から手をつければいいかが分かります。

目次

高校の期末テストはどんなテスト?

先に結論

高校の期末テストは、学期の終わりに、その学期に習った内容から出る定期テストです。回数や時期、範囲は学校ごとに決めていて、全国で同じルールがあるわけではありません。

期末テストは、中間テストと同じ「定期テスト」の一つです。テストの基本は期末テストとはでくわしく書いているので、ここでは高校ならではの所に絞って話しますね。

高校の期末テストは、学期の最後の評価を決める大事な材料になります。学期ごとに成績を出す学校では、中間と期末の点数に提出物や授業での様子を合わせて評価する形が多いです。

時期と回数は学校で違う

学期のしくみは、公立なら教育委員会、私立なら学校の決まり(学則)で決めています。3学期制の学校もあれば、前期・後期の2学期制の学校もあります。

学期のしくみ期末テストのよくある時期回数の目安
3学期制夏休み前・冬休み前・学年の終わり年3回のことが多い
2学期制前期の終わり(秋)・後期の終わり(年度末)年2回のことが多い

ただし、これは「よくある形」です。自分の学校の年間予定表やテスト範囲の連絡で確かめておきましょう。

高校1年生は特に戸惑いやすい

初めての高校の定期テストは、科目の多さに驚く人が多いです。高1ならではの準備は高校1年生の期末テストにまとめているので、あわせて読んでみてください。

中学と高校の期末テストは何が違う?

先に結論

いちばん大きな違いは、テストの点数が「単位」につながることです。科目が細かく分かれて数が増え、1科目あたりの範囲も広くなります。

『高校のテストって、中学と何がそんなに違うの?』と思いますよね。この記事では、科目数・範囲・評価と単位・ワークの有無の4つで比べてみます。

比べる所中学の期末テスト高校の期末テスト
科目の数5教科に実技教科が加わる形が多い1つの教科が複数の科目に分かれ、科目数が増えやすい
範囲教科書の数ページから数十ページ1回で進むページ数が多く、範囲が広くなりやすい
評価と単位成績は通知表と内申(調査書)に関わる成績が単位の修得、つまり進級や卒業に関わる
ワークの有無学校で配られたワークが範囲の中心になりやすいワークがない科目や、授業ノートとプリント中心の科目もある
先生の作り方教科書の基本問題が多め授業で話したことや応用問題が出ることもある
赤点点数で単位が決まる話はほとんど出ない学校ごとの基準があり、補習や追試につながることがある
中学と高校の期末テストの違いを、科目数・範囲・評価と単位・ワークの有無の4つで比べた図解

科目が細かく分かれる

高校では、例えば理科が化学や生物のように分かれ、数学も2つの科目に分かれている学校が多いです。テストも科目ごとに行われるので、1回の期末テストで10科目を超えることもあります。

科目が増えると、1科目にかけられる時間がどうしても短くなります。中学の時のように「全部を同じくらい」勉強するのは難しいんです。

ワークがない科目もある

中学では、学校のワークを繰り返せば範囲の大部分をカバーできたという人もいますよね。

高校では、授業のノートとプリントが中心の科目や、問題集を自分で進める科目もあります。何を見ればテストに対応できるのかを、科目ごとに先生の説明で確かめておくのが大事です。

成績が単位につながる

高校では、科目を学んで「満足できる成果」と学校が認めると、その科目の単位が修得できます。卒業には、学校が決めた単位数(74単位以上)が必要です。

期末テストの点数は、この判断に使われる材料の一つです。点数だけで決まるわけではありませんが、低い点が続くと単位が心配になるのはこのためです。

補足

単位を認めるかどうかの決め方や、評定の出し方は学校ごとに定めています。自分の学校の基準は、生徒手帳や先生の説明で確かめてみてください。

赤点はどう決まる?知っておきたいこと

先に結論

赤点の点数の基準は、学校ごとに決めています。「30点未満」のような全国共通の線があるわけではないので、まず自分の学校の基準を知っておきましょう。

『赤点って何点から?』と気になっている人も多いはずです。実は、赤点の線は学校によって違います。

点数の線だけで決まる学校もあれば、平均点をもとに線を決める学校もあると言われます。提出物や授業の様子を合わせて判断する学校もあります。

赤点を取った後の流れ

赤点を取った時の流れも、学校によって違います。よくある流れを表にしてみました。

段階よくある内容自分でできること
テスト返却赤点の科目が分かる間違えた問題と、その理由を書き出す
補習放課後や長期休みに授業や課題がある出された課題を期限までに出す
追試もう一度テストを受ける本番で落とした所を中心に解き直す
学期・学年の成績単位が認められるかが決まる次の期末テストで取り返す計画を立てる

赤点を取ってしまった後の動き方は、高校の期末テストで赤点を取らないためにで順番に書いています。

よくある失敗

「中間テストが赤点だったから、期末で取り返せばいい」と考えて、提出物を後回しにしてしまうことも。学期の成績は期末だけで決まるわけではないので、提出物も期限内に出しておきましょう。

先生に聞いておきたいこと

赤点の基準や補習の流れは、先生に聞けば教えてもらえることが多いです。『聞いたら怒られそう…』と思うかもしれませんが、テストの決まりを確かめるのは悪いことではありません。

例えば、こんな聞き方なら自然ですよね。

「テストの点数のほかに、提出物はどのくらい成績に入りますか?」

「追試がある場合は、いつごろ連絡がありますか?」

聞いた内容は手帳やスマホのメモに残しておくと、次の学期にも使えます。

赤点が心配な科目の見分け方

次のどれかに当てはまる科目は、早めに手をつけておくと安心です。

赤点が心配な科目チェック
  • 中間テストの点が学年平均を大きく下回った
  • 授業のノートやプリントが抜けている日がある
  • 最近の授業で、何をやっているか分からない時間がある
  • 提出物がまだ終わっていない
  • 先生に質問したことが一度もない

2つ以上当てはまる科目は、テスト2週間前から毎日少しずつでも触れておきましょう。

赤点を避ける高校期末テストの勉強法

先に結論

科目の数が多い高校では、全部を完璧にするより「赤点が心配な科目から先に、基本問題を落とさない」順番で進めるのが基本の形です。2週間前から計画を立てると、全科目に一度は手が届きます。

ここからは、期末テスト高校生向けの進め方を具体的に見ていきます。

まず科目を3つに分ける

最初にやるのは、全科目をざっくり分けることです。

グループどんな科目か勉強の進め方
心配な科目赤点が心配・授業が分からない最優先。基本問題と授業プリントを毎日
ふつうの科目平均くらいは取れそう問題集やノートを1周して、間違えた所を直す
得意な科目自分で進められる直前に見直し。時間は少なめでいい

科目をこの3つに分けると、何から手をつけるかで迷う時間が減ります。

2週間前からの進め方

テストの2週間前からの流れの例です。範囲表が出たら、すぐに書き出してみてください。

2週間前からの進め方
  1. 範囲表を見て、全科目の範囲と提出物を1枚の紙に書き出す
  2. 科目を「心配・ふつう・得意」の3つに分ける
  3. 心配な科目は、授業プリントと基本問題から毎日進める
  4. 1週間前までに、提出物と問題集の1周目を終わらせる
  5. 最後の1週間は、間違えた問題だけを解き直す
  6. 前日は、暗記の確認と公式の見直しだけにする
高校の期末テストの2週間前から前日までの進め方を、範囲の書き出しから解き直しまで順番に示した図解

計画の立て方をもっとくわしく知りたい人は、期末テストの勉強計画表の作り方も参考にしてみてください。

授業プリントとノートを最優先にする

高校の期末テストは、授業を担当している先生が作ることが多いです。そのため、授業で強調されたことや、プリントに書かれたことが出やすいんです。

例えば、先生が授業中に「ここはテストに出すよ」「この流れは大事」と言った所は、ノートに印を付けておきましょう。テスト前に印の所だけを見直すと、短い時間でも効きます。

授業プリントとノートに色ペンで印を付け、科目ごとに付箋で分けた机の手元の写真

プリントが科目ごとにばらばらだと、探すだけで時間がかかります。テスト前の週末に、科目ごとにクリップでまとめて、抜けている日のプリントがないかを確かめておきましょう。

抜けているプリントがあったら、友達に見せてもらうか、先生に「この日のプリントをもらえますか」と聞いてみてください。

理系科目は「解き方の手順」を書く

数学や理科の計算問題は、答えを覚えても点にはつながりにくいです。解き方の手順を自分の言葉で書いてみると、似た問題にも対応しやすくなります。

例えば「まず式を整理する、次に代入する、最後に単位を確かめる」のように、手順を3行で書いておく方法です。数学の勉強のしかたは期末テストの数学でも紹介しています。

暗記科目は「声に出す・書く・隠す」

歴史や生物、古文の単語のような暗記が多い科目は、見るだけだと覚えたつもりになりがちです。

声に出して読み、紙に書いてから、答えを隠してもう一度言えるかを確かめる。この3つを1セットにして、毎日少しずつ回しておきましょう。

勉強時間は自分で測って決める

『みんな何時間くらい勉強してるの?』と気になりますよね。ただ、必要な時間は科目数や得意・不得意で大きく違います。

まずは1科目の問題集を1周するのに何分かかるかを測ってみてください。そこから全科目分を足すと、自分に必要な時間が見えてきます。

提出物は「点数の外の点」と考える

高校でも、提出物やレポートを評価の材料にしている科目は多いです。ただし、提出物を出しただけで成績が決まるわけではなく、評価の材料の一つという位置づけです。

テストの点に自信がない科目ほど、提出物は期限内に出しておきましょう。テスト勉強と提出物を別々にやると時間が足りないので、問題集を解くことがそのまま提出物になる科目は、先にそれを片づけるのが効率的です。

テストが返ってきたら30分だけ振り返る

期末テストが終わると、ほっとしてそのままにしてしまいがちですよね。ただ、次の学期の中間テストは、今回の範囲の続きから始まる科目が多いです。

返ってきた答案を見て、間違えた問題を「知らなかった」「時間が足りなかった」「うっかりミス」の3つに分けてみてください。いちばん多かった理由が、次のテストで直すところです。

高校の期末テストでよくある相談

先に結論

「テストを休んでしまった」「直前なのに全然終わっていない」「何時間勉強すればいいか分からない」の3つは、特によく見かける相談です。どれも、まず学校の先生に聞くことと、残りの時間で優先順位を付けることが大事になります。

知恵袋などでよく見かける相談を、要約して取り上げます。

体調を崩して期末テストを休んでしまいました。0点になりますか?

インフルエンザなどで高校の期末テストを休んだ時、どう扱われるかは学校によって違います。追試を受けられる学校もあれば、別の方法で成績を出す学校もあります。

まずは担任の先生か教科の先生に、「休んだ科目はどうなりますか」と聞いてみてください。例えばこんな聞き方です。

「体調不良で○日のテストを休みました。追試や課題はありますか?」

休んだ日に提出物の締め切りがあった場合は、その出し方も一緒に聞いておきましょう。黙っていると、出していない扱いになってしまうこともあります。

テスト直前なのに、ほとんど勉強が終わっていません

『自業自得なのは分かってるけど、もう間に合わない…』と焦っている人もいますよね。まずは落ち着いて、残りの日数で何ができるかを書き出してみましょう。

直前の時は、全部をやろうとしないことが大事です。赤点が心配な科目を2〜3個選び、授業プリントと基本問題だけに絞ります。

直前の時期にできることは期末テストがやばい時の対処法でくわしく書いています。

テストの1週間前は、平日と休日で何時間くらい勉強すればいいですか?

決まった時間はありません。部活の有無や科目数、得意・不得意で、必要な時間は人によって違います。

おすすめは、先に「やること」を決めて、時間は後から見積もる方法です。例えば「数学の問題集を10ページ」「化学のプリント2枚」と決めて、平日にどこまでできるかを測ってみてください。

補足

ここで取り上げた相談は、実際の質問の内容をもとに要約したものです。休んだ時の扱いや成績の出し方は学校ごとに違うので、回答は一般的な考え方として書いています。

一人で進めるか、人の手を借りるか

先に結論

自分で計画を立てて進められているなら、一人で十分です。ただ、中学の内容からつまずいている科目がある時は、人の手を借りると立て直しが早くなることもあります。

『どこから分からないのかも分からない』という科目があると、一人で進めるのは大変ですよね。一人で進めやすい場合と、人の手を借りたほうがいい場合を比べてみます。

一人で進めやすい場合
  • 範囲表を見て、自分で計画を立てられる
  • 分からない所を先生や友達に質問できている
  • 中間テストの反省を、期末の計画に生かせている
人の手を借りたほうがいい場合
  • 中学の内容から分からなくなっている科目がある
  • 計画を立てても、途中で止まってしまう
  • 赤点が続いていて、何から直せばいいか分からない

人の手が役立つのは、例えばこんな場面です。

  • つまずいた単元の、もとになっている所まで戻って教えてもらう
  • 学校のテスト範囲に合わせて、いつ何をやるかを一緒に決める
  • 分からない所を、その場で質問できる
  • 決まった曜日に机に向かう習慣をつくる

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よくある質問

高校の期末テストは何科目くらいありますか?

学校や学年、選んでいる科目によって違います。1つの教科が複数の科目に分かれているので、中学より科目数が多くなる学校が多いです。範囲表で自分の科目数を確かめてみてください。

高校期末テストの範囲は、中間テストの範囲も入りますか?

中間テストの後に習った所だけの学校もあれば、学期全体から出る科目もあります。範囲表に教科書やプリントのページが書かれているので、中間の範囲と重なっていないかを見ておきましょう。

赤点を1回取ったら、すぐに単位を落としますか?

1回の赤点だけで単位が決まるとは限りません。補習や追試、提出物、学期全体の成績を合わせて判断する学校が多いです。基準は学校ごとなので、先生に確かめてみてください。

高校の期末テストの勉強は、いつから始めればいいですか?

科目が多いので、範囲表が出たらすぐに始める人が多いです。この記事では2週間前からの進め方を紹介しましたが、科目数や部活の予定に合わせて早めてもかまいません。

中学の時は得意だった科目が、高校で急に分からなくなりました。

高校では授業の進むスピードが上がり、内容も一気に深くなります。分からなくなった単元を書き出し、その前の単元に戻って基本問題から解き直してみてください。

部活が忙しくて、平日にほとんど勉強できません。

平日は暗記の確認や授業プリントの見直しのような、短い時間でできることに絞るのがおすすめです。問題集を解く時間は休日にまとめて取り、テスト前に部活が休みになる期間で心配な科目を仕上げる形にすると進めやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 高校の期末テストは、科目の数・範囲の広さ・単位につながることが中学と違う
  • 赤点の基準や休んだ時の扱いは学校ごと。まず自分の学校の決まりを確かめる
  • 科目を「心配・ふつう・得意」に分け、心配な科目から先に進める
  • 授業プリントとノートを最優先にし、2週間前から全科目に一度は手を付ける
  • つまずきが中学の内容からある時は、人の手を借りることも考える
期末テストドットコム

期末テストドットコム 編集部

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