小学校の期末テスト|学期末のテストの中身と家での見直し

小学校の期末テストの中身と、返ってきたテストを親子で見直す3色チェックを解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が文部科学省・教育委員会・教材会社など公式の公開情報と読者の声を調べて独自に執筆しています。紹介しているサービスの一部にはPRを含みます。

『小学校にも期末テストってあるの?家では何をしてあげればいいんだろう』と気になっている保護者の方も多いはずです。

結論から言うと、小学校の期末テストは、中学校のような「テスト期間」とは違い、学期の終わりにまとめのテストをする形の学校があります。家でできるいちばんのサポートは、返ってきたテストを一緒に見直すことなんです。

この記事を読めば、小学校の学期末のテストの中身と、親子で見直す「3色チェック」のやり方が分かります。

目次

小学校に期末テストはある?

先に結論

小学校では、単元ごとのテストに加えて、学期末にまとめのテストをする学校があります。ただ、中学校のように何日もかけて全教科を受ける形とは違うことが多いです。

『今どきの小学校って期末テストがあるの?』という疑問は、保護者の方からよく聞かれます。自分が子どもの頃と違う気がして、気になりますよね。

小学校の期末テストのあり方は、学校によってかなり違います。学期末に「まとめのテスト」をする学校もあれば、単元ごとのテストだけの学校もあります。

お子さんに「学期の終わりにテストある?」と聞いてみても、はっきりしないことがありますよね。そんな時は、連絡帳や学校からのお便りに、テストの予定が書かれていないかを見てみてください。

中学校の期末テストとの違い

小学校と中学校のテストは、同じ「期末テスト」という言葉でも、中身がけっこう違うんです。

比べる所小学校のテストでよくある形中学校の期末テストでよくある形
いつあるか単元が終わるたび、学期の終わり学期の途中と終わりに、決まった日程で
受け方ふだんの授業の時間の中で受けるテスト期間を作って、何日かで全教科を受ける
範囲終わったばかりの単元が中心数か月分の範囲表が配られる
準備授業の復習が中心2週間前くらいから計画を立てる

中学校のテストのしくみは、期末テストとはで詳しくまとめています。

学期のしくみも学校によって違う

学期の区切り方は、公立なら教育委員会、私立なら学校の決まりで決めます。文部科学省の令和7年度の調査(計画)では、公立の小学校等で3学期制が74.8%、2学期制が25.2%でした。

2学期制の学校では、前期・後期の終わりにまとめのテストをすることもあります。お子さんの学校の予定は、学校だよりや年間の予定表で確かめてみてください。

小学校のテストは2種類ある

先に結論

小学校のテストは「単元ごとのテスト」と「学期末のまとめのテスト」に分けて考えると分かりやすいです。どちらも、授業でやったことが身についているかを確かめるものです。

小学校で配られるテストは、大きく分けると2つの種類があります。それぞれの目的を知っておくと、家での見直し方も変わってきますよ。

種類いつ中身家での見方
単元ごとのテスト1つの単元が終わった時その単元の基本と少しの応用次の単元に進む前に、まちがいを直す
学期末のまとめのテスト学期の終わり学期中に習った単元のまとめ学期の中でどこが抜けているかを見る

単元ごとのテストは、一つ一つの範囲が短い分、まちがえた所がはっきりします。学期末のまとめのテストは、少し前に習った単元を覚えているかどうかが分かります。

教科ごとに、テストのどこを見る?

返ってきたテストを見る時は、教科ごとに見どころを決めておくと、短い時間でも要点がつかめます。

教科見ておきたい所家で声をかける例
国語漢字の書き取り、文章の読み取りの記述「この答え、文章のどこに書いてあった?」
算数計算ミスか、解き方のまちがいか「この式、どうやって立てたの?」
理科用語、実験の結果の読み取り「この実験、どんな結果だったっけ?」
社会地名や用語、資料の読み取り「この表から何が分かる?」

記述問題は、答えが合っていても部分的に減点されていることがあります。先生の赤ペンのコメントも、一緒に読んでみてください。

高学年になると、内容がぐっと増える

小学5年・6年の算数では、学習指導要領で次のような内容を習うことになっています。教科書によって単元の順番は違います。

学年算数で習う主な内容の例
5年小数のかけ算・わり算、分数のたし算・ひき算(分母がちがう)、図形の面積、体積、速さ、割合、帯グラフ・円グラフ、平均
6年分数のかけ算・わり算、文字を使った式、円の面積、角柱・円柱の体積、比例と反比例、比、データの整理

5年生の算数のつまずきやすい所は5年生の算数の期末テスト、6年生の見直しは小6の期末テストで紹介しています。

小学生の期末テストは成績にどうつながる?

先に結論

通知表の成績は、テストの点だけでなく、授業での取り組みなどもあわせて学校ごとに決められます。テストはその材料の一つと考えておきましょう。

『テストの点、授業態度、ノート、提出物は、どれくらいの割合で成績になるの?』という質問もよく見かけます。気になるところですよね。

結論から言うと、割合は学校ごとに違うので、一律には言えません。国の考え方では、成績は次の3つの観点をもとに見ることになっています。

観点簡単に言うと
知識・技能習ったことを覚えて、使えるか
思考・判断・表現考えたことを、言葉や式などで表せるか
主体的に学習に取り組む態度自分で工夫しながら、粘り強く学ぼうとしているか

国の資料では、3つ目の態度の観点は、手を挙げた回数やノートの取り方のような形だけで評価するものではない、と説明されています。

つまり、「テストで点を取ればいい」「ノートをきれいに書けばいい」のどちらか一方ではないんです。分からない所をそのままにせず、直そうとする姿勢そのものが大事にされています。

通知表は「観点ごとの欄」から見る

通知表が返ってきた時も、まず全体の評価より、観点ごとの欄を見てみてください。どこが伸びていて、どこに手助けが必要かが分かりやすいからです。

例えば「知識・技能」は良いのに「思考・判断・表現」が伸び悩んでいるなら、答えだけでなく考え方を話してもらう練習が役立つかもしれません。

「どうやって解いたか、教えてくれる?」のように、子どもが先生役になる時間を作ってみるのも一つの方法です。説明しようとすると、自分がどこまで分かっているかに気づけます。

学校の説明を確かめる

評価のしかたは、学期のはじめの保護者会や学校だよりで説明されることがあります。気になる時は、担任の先生に聞いてみると安心です。

返ってきたテストを親子で見直す「3色チェック」

先に結論

返ってきたテストのまちがいを、「うっかり」「覚えていない」「分かっていない」の3つに色で分けると、次にやることがはっきりします。

ここが、この記事でいちばんおすすめしたいやり方です。

テストが返ってくると、つい点数だけを見てしまいますよね。でも実は、点数より「どんなまちがい方をしたか」の方が、次につながるヒントになるんです。

3つの色の分け方

まちがえた問題に、色ペンで印を付けていきます。色は家にある物で大丈夫です。

色まちがいの種類例次にやること
青うっかりミス計算の書きまちがい、問題文の読み落とし見直しの習慣を作る
緑覚えていない漢字が書けない、公式を忘れた短い時間でくり返し覚える
赤分かっていない解き方そのものが分からない教科書に戻って一緒に確かめる
返ってきたテストのまちがいを、うっかりミス・覚えていない・分かっていないの3色に分けて見直す手順の図解

3色チェックの進め方

1回の見直しは、15分から20分くらいで終わる量にしておくと続けやすいです。

3色チェックの手順
  1. テストを机に広げて、まずできた所を一緒に確かめる
  2. まちがえた問題を、子どもに「どうしてまちがえたと思う?」と聞く
  3. 子どもの答えをもとに、青・緑・赤のどれかの印を付ける
  4. 青は「見直しの約束」、緑は「覚える物リスト」、赤は「教科書で確認」に回す
  5. いちばん多かった色を、次のテストまでのテーマにする
返ってきたテスト用紙のまちがえた問題に、子どもが色ペンで印を付けている手元の写真

色を付けるのは、なるべく子ども本人にしてもらいましょう。自分でまちがいの理由を考えることが、見直しの力になります。

色ごとの、家でのサポートの例

色が分かったら、次にやることも決まってきます。

色ごとのサポート
  • 青が多い:解き終わったら答えを1回読み直す、という約束を作る
  • 緑が多い:漢字や九九、用語を、1日5分だけ一緒に確かめる
  • 赤が多い:教科書の例題に戻り、子どもに説明してもらう
  • 色が少ない:できた所をほめて、次の単元の予習を少しだけ

色の数を記録しておく

3色チェックは、1回やって終わりにせず、色の数を記録しておくと変化が見えてきます。ノートの最後のページに、簡単な表を作っておくのがおすすめです。

テスト青の数緑の数赤の数次のテーマ
算数 1回目312解き終わったら読み直す
算数 2回目112教科書の例題に戻る

青が減ってきたら、見直しの約束が身についてきた合図です。数が減ったことを、子どもと一緒に喜んであげてくださいね。

赤が多い時は、一つ前の学年の内容でつまずいていることもあります。例えば5年生の割合が分からない時は、かけ算・わり算の意味の所に戻ると分かることも。

見直しの時の声かけのコツ

見直しは「責める時間」ではなく、「次の作戦を立てる時間」です。点数より、まちがいを直したことをほめるのがコツです。

テストの点が悪いと、思わず『どうしてこんな所をまちがえたの?』と言ってしまいそうになりますよね。でも、その言い方だと、子どもはテストを見せるのがいやになってしまうかもしれません。

声かけの言いかえ例

同じことを伝えるにも、言い方を少し変えるだけで、子どもの受け取り方が変わります。

次につながる声かけ
  • 「ここはできてるね。どこで迷った?」
  • 「これは青と緑、どっちだと思う?」
  • 「直せたね。次は同じ所で迷わないね」
避けたい声かけ
  • 「なんでこんなのもできないの」
  • 「〇〇ちゃんは何点だったの?」
  • 「次は100点を取りなさい」

ほかの子と比べたり、点数だけを目標にしたりすると、テストが「怒られるもの」になってしまいます。見直しを続けるには、テストを見せやすい空気が大事なんです。

テストを見せてくれない時は

高学年になると、テストを見せたがらない子もいます。そんな時は、無理に出させようとしなくて大丈夫です。

例えば「点数は見なくていいから、まちがえた所だけ一緒に見よう」と声をかけてみてください。点数を見られないと分かると、出してくれることもあります。

保護者ができるサポート全体については、期末テストで保護者ができるサポートでまとめています。

小学校の期末テストでよくある相談

先に結論

「小学校に期末テストはあるの?」「成績にどう反映される?」「満点にこだわりすぎる」という相談が多いです。どれも、学校の説明を確かめつつ、家では見直しの習慣を大事にしましょう。

小学校の期末テストについてよく見かける相談から、3つ選んで答えます。

小学校に期末テストがない、と聞いたけれど本当?

小学校では期末テストがないと聞いた、私立だとあるらしい、という相談がありました。

ここまで書いたように、学期末のテストをどうするかは学校によって違います。公立でも私立でも、学期末にまとめのテストをする学校もあれば、単元ごとのテストだけの学校もあります。

どちらの場合も、家でできることは同じです。返ってきたテストを見直して、分からない所をそのままにしないことです。

テストの点、授業態度、提出物の割合は?

成績への反映の割合は、先ほどのとおり学校ごとに決められています。決まった割合が国から示されているわけではありません。

気になる時は、通知表の観点ごとの欄を見てみてください。どの観点がA・B・Cなどの評価になっているかで、どこを伸ばせばいいかのヒントになります。

満点にこだわりすぎて、1問まちがえただけで泣いてしまう

小学校の期末テストで満点を取りたくて、1問まちがえると強く落ち込んでしまう。そんな高学年のお子さんの相談もありました。

がんばりたい気持ちは、とても大切なものです。ただ、まちがいを「だめなこと」と感じていると、テストそのものが苦しくなってしまいます。

3色チェックは、ここでも役立ちます。「この1問は青だったね。どうやったら次は防げるかな」と、まちがいを作戦に変える話し方をしてみてください。

つらそうな様子が長く続く時は、担任の先生や学校の相談できる人に話してみるのも一つの方法です。

中学校の期末テストに向けて、小学生のうちにできること

先に結論

中学校では、テスト範囲が広くなり、自分で計画を立てる力が必要になります。小学生のうちは「見直しの習慣」と「分からない所を聞く習慣」を作っておくと安心です。

『小学校では100点が多かったのに、中学で急に点が取れなくなった』という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。

小学校のテストは、習ったばかりの単元から出ることが多いです。中学校のテストは範囲が広く、何週間も前から自分で準備することが必要になります。

小学生のうちに作っておきたい習慣中学校で役立つ場面
返ってきたテストを見直すテストの振り返りと、次のテストの計画
分からない所を先生や家の人に聞く授業でつまずいた単元をそのままにしない
毎日決まった時間に机に向かうテスト前の計画どおりに進める
漢字や計算をこつこつ続ける国語・数学の基本問題で点を落とさない

学年によって、サポートの形を変える

小学生の間でも、学年によって家での関わり方は変わってきます。

学年テストの見直しで大事にしたいこと保護者の関わり方の例
低学年テストを見せる習慣を作る一緒に見て、できた所を声に出してほめる
中学年まちがいの理由を自分で言えるようにする「どうしてだと思う?」と聞いて待つ
高学年自分で見直して、次の作戦を立てる子どもの作戦を聞いて、手伝いが必要な所だけ関わる

高学年になったら、少しずつ子どもに任せる部分を増やしていきましょう。中学校では、テストの計画を自分で立てることが必要になるからです。

中学校の最初の期末テストについては、初めての期末テストで詳しく書いています。

一人でやるか、人の手を借りるか

家での見直しを続けたくても、仕事や家事で時間が取れない日もありますよね。それは保護者の方のせいではありません。

人の手が役立つのは、例えばこんな場面です。

  • 赤のまちがいが多い単元を、一つ前の学年まで戻って教えてもらう
  • 学校の進み方に合わせて、いつ何を復習するかを一緒に決める
  • 分からない所を、その日のうちに質問できる
  • 毎日決まった時間に勉強する習慣を作る

例えば家庭教師のあすなろは、小学生・中学生・高校生を対象に、訪問とオンラインで授業をしています。勉強が苦手な子のサポートを大事にしている家庭教師です。

無料の体験授業があり、勉強のやり方やテスト対策のポイントを教えてもらえると説明しています。地域ごとに公式サイトが分かれているので、お住まいの地域のページで確認してみてください。

家庭教師を考える時のポイントは期末テスト対策に家庭教師は必要?で紹介しています。

家庭教師のあすなろ(PR)

テスト勉強のやり方から、一緒に見てほしい方へ

家庭教師のあすなろは、勉強が苦手な子のサポートに力を入れている小学生・中学生・高校生向けの家庭教師です。ご自宅への訪問のほか、オンラインでも1対1で教われます。テスト前は出題されやすいポイントにしぼった勉強の進め方を教えてくれます。まずは無料の体験授業で、お子さんに合うか確かめてみてください。

無料あすなろの無料体験授業を見る

運営会社と公式サイトは地域ごとに分かれています。料金や内容はお住まいの地域の公式サイトで確認してください。

よくある質問

小学校の期末テストは、何年生からありますか?

学校によって違います。学期末にまとめのテストをする学校もあれば、単元ごとのテストだけの学校もあります。学校だよりや年間の予定表で確かめてみてください。

小学生の期末テストのために、家で勉強させた方がいいですか?

中学校のようにテスト期間に向けて長く準備するより、ふだんの授業の復習と、返ってきたテストの見直しを続ける方が役立ちます。1回15分から20分くらいの見直しから始めてみてください。

小学校の学期末テストの点数が悪かった時は、どうすればいいですか?

点数を責めるより、まちがいを3色に分けて原因を見てみましょう。分かっていない単元が多い時は、教科書の例題に戻って一緒に確かめるのがおすすめです。

小学生の学期末テストは、通知表に関係ありますか?

テストは成績の材料の一つです。通知表は、テストの点だけでなく授業での取り組みなども合わせて、学校ごとの決め方でつけられます。

テストを見せてくれない時は、どうしたらいいですか?

無理に出させようとせず、「点数は見なくていいから、まちがえた所だけ一緒に見よう」と声をかけてみてください。テストを見せても怒られない、と感じられることが大事です。

まとめ

この記事の要点
  • 小学校の期末テストは、学期末のまとめのテストをする学校もあり、形は学校によって違う
  • 小学校のテストは「単元ごとのテスト」と「学期末のまとめのテスト」の2種類で考える
  • 成績は3つの観点をもとに、学校ごとの決め方でつけられる
  • 返ってきたテストは、うっかり・覚えていない・分かっていないの3色で見直す
  • 見直しの習慣と、分からない所を聞く習慣は中学校のテストでも役立つ
期末テストドットコム

期末テストドットコム 編集部

中学生・高校生の期末テストの時期や範囲、学年別・教科別の勉強法、計画の立て方、保護者のサポートのしかたを、公式の公開情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次