不登校の時の期末テスト|受ける・別室・受けないの考え方

不登校で学校に行けていない時の期末テストを、受ける・別室・受けないの3つの選択肢で考える記事のアイキャッチ

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『学校に行けていないけれど、期末テストだけは受けたほうがいいの?』『受けなかったら成績はどうなるの?』と、不安を抱えている保護者の方や、本人も多いはずです。

結論から言うと、不登校の時の期末テストは、「受ける」「別室で受ける」「受けない」のどれを選んでもかまいません。大事なのは、どれを選んだ時に成績がどう扱われるかを、学校と相談して確かめておくことなんです。

この記事を読めば、3つの選択肢の違いと、学校に確かめておきたい質問、家での勉強の進め方が分かります。

目次

学校に行けていない時の期末テスト、まず知っておきたいこと

先に結論

期末テストを受けるかどうかで、その先のすべてが決まるわけではありません。テストの受け方や成績のつけ方は、学校ごとに考え方が違うので、まずは学校と話すことから始めましょう。

期末テストの時期が近づくと、『受けられなかったらどうしよう』と焦ってしまいますよね。でも、テストを受けられなかった時の扱いは、学校ごとに決めていることが多いんです。

期末テストそのものの仕組みは期末テストとはで紹介しています。ここでは、学校に行けていない時に知っておきたいことに絞って話しますね。

気になることどこで決まることが多いか
別の部屋で受けられるか学校(校長先生や担任の先生との相談)
受けなかった時の成績のつけ方学校の評価のルール
家での学習を出席や成績に反映できるか学校が国の考え方をもとに判断
高校入試での扱い都道府県や高校ごとのルール

本人の気持ちを一番に考える

保護者の方は、『テストくらいは受けてほしい』と思うこともありますよね。その気持ちは自然なものです。

ただ、本人が受けたくない時に無理に連れて行くと、次の登校がさらにつらくなることもあります。まずは本人の気持ちを聞いて、どの選択肢なら気持ちが楽かを一緒に考えてみてください。

「受ける・別室・受けない」3つの選択肢を比べる

先に結論

期末テストの受け方には、教室で受ける、別室で受ける、今回は受けない、の3つの選択肢があります。どれがいいかは、本人の今の状態と学校の対応によって変わります。

『受けるか受けないかの2択』と考えると、どちらも選びにくくなりがちです。実は、その間に「別室で受ける」という選択肢がある学校も多いんですよ。

選択肢よいところ気をつけたいこと考えやすい場面
教室で受ける成績のつけ方がふつうと同じになりやすい久しぶりの教室で緊張しやすい少しずつ登校できている時
別室で受けるまわりの目を気にせず受けやすいできるかどうかは学校との相談しだい教室はつらいが、テストは受けたい時
今回は受けない本人の負担が少ない成績のつけ方を学校に確かめる必要がある今は登校そのものがつらい時
不登校の時の期末テストの受け方を、教室で受ける・別室で受ける・今回は受けないの3つの選択肢で比べた図解

一部の教科だけ受ける方法も

学校によっては、受けられる教科だけ受ける、時間をずらして受ける、といった相談ができることもあります。『全部受けるか、全部休むか』と決めつけずに、学校に聞いてみてください。

例えば、「1日目の1教科だけ別室で受けてみる」という形から始める人もいます。小さな一歩でも、本人にとっては大事な経験です!

よくある失敗

テスト当日の朝に、受けるかどうかを決めようとすると、本人も家族も追いつめられてしまいがちです。受ける場合も受けない場合も、テストの1〜2週間前には学校と相談しておくと安心です。

学校に確かめたい質問リスト

先に結論

学校と相談する時は、聞きたいことを先にメモしておくと、話がスムーズに進みます。特に「成績のつけ方」と「家での学習の扱い」は確かめておきたいポイントです。

『学校に何を聞けばいいか分からない』という保護者の方は多いですよね。下のリストを、そのまま持って行ってもかまいません。

学校に確かめたい質問
  • 期末テストを別室で受けることはできますか
  • 一部の教科だけ受けることはできますか
  • 受けなかった場合、成績はどのようにつけますか
  • 提出物は、家から出すことができますか
  • テスト範囲表やプリントを受け取る方法はありますか
  • 家での学習を、出席や成績に反映してもらえる場合はありますか

相談の進め方

学校との相談は、担任の先生に連絡するところから始めるのが一般的です。電話がつらい時は、連絡帳や学校のメールなど、話しやすい方法を選んでみてください。

学校と相談する流れ
  1. 本人の気持ちを聞き、選びたい選択肢を考える
  2. 質問リストをメモにまとめる
  3. 担任の先生に、相談したいことを伝える
  4. 答えをメモに残し、本人とも共有する

先生とのやり取りでは、こんな聞き方もできます。

「今回の期末テスト、別の部屋で受けることはできますか?」「受けられない時は、成績はどのようにつけていただけますか?」

欠席中の学習と成績の関係

先に結論

国の考え方として、学校に行けていない子が家などで行った学習を、学校の判断で出席扱いにしたり、成績に反映したりできる仕組みがあります。使えるかどうかは学校との相談で決まります。

『学校に行っていないから、成績はつかないんじゃないか』と心配な方もいますよね。実は、文部科学省はこの点についていくつかの考え方を示しています。

家での学習が出席扱いになる場合もある

文部科学省の通知では、一定の要件を満たし、自宅でICTなどを使った学習を行った場合、校長が出席扱いにしたり、その成果を評価に反映したりできるとされています。要件には、保護者と学校がしっかり連携していることなどが含まれます。

出席扱いの日数の数え方について、国は一律の基準を示していません。くわしくは文部科学省の不登校児童生徒への支援の在り方についてで読めます。

欠席中の学習の成果を、成績に考慮できる

令和6年8月には学校教育法施行規則が改正され、小学校・中学校などで、不登校の子が欠席中に行った学習の成果を、学校の判断で成績評価に考慮できることがはっきりしました。

ただし、次の3つをすべて満たす必要があります。

  • 学習の内容が、学校の教育課程に照らして適切か確かめられている
  • 学校と保護者が連携して、状況を把握している
  • 学校が本人と、訪問やオンラインなどで関わり続けている

くわしくは文部科学省の欠席中に行った学習の成果に係る成績評価についての通知にまとめられています。

高校生の場合

この成績評価の仕組みは、小学校・中学校などの義務教育が対象です。高校については、不登校の生徒が自宅などで通信教育を受けて単位を取れる仕組みがある、と同じ通知で説明されています。在籍している高校に確かめてみてください。

不登校の期末テストでよくある相談

先に結論

よく見かけるのは、「テストだけでも受けに行けたら前進?」「結果が散々で落ち込んでいる」「不登校でもテストの点と提出物で高校に行ける?」という3つの相談です。

ここでは、Yahoo!知恵袋などでよく見かける相談を、内容を少し変えて紹介します。

相談1:期末テストだけでも受けに行けたら、前進ですか?

『不登校の子が、期末テストだけでも受けに行けたら大きな前進ですか?』という相談です。

結論から言うと、テストを受けに行けたことは、本人にとって大きな一歩です。まずはその一歩を認めて、「よく行けたね」と声をかけてあげてください。

ただ、テストに行けたからといって、すぐに毎日登校できるとは限りません。次の目標は、本人のペースで一緒に考えていきましょう。

相談2:テストの結果が散々で、落ち込んでいる

『中1で不登校。期末テストを受けたけれど、ほとんど解けなかった』という本人の相談です。

授業を受けていない期間の内容は、解けなくて当然です。それは力がないからではなく、まだ習っていないだけなんです。

答案が返ってきたら、解けた問題に目を向けてみてください。そのうえで、解けなかった単元を1つだけ選んで、家で少しずつ学び直していけば大丈夫です!

相談3:不登校でも、テストの点と提出物で高校に行ける?

『不登校でも、中間テストや期末テストで点を取って、提出物も出していたら高校に行けますか?』という相談です。

高校入試で中学の成績(調査書)をどう使うかは、都道府県や高校によって違います。調査書の比重が小さい入試や、別の資料を重視する入試を行う高校もあります。

進路の選び方は、担任の先生や進路指導の先生と早めに相談しておくと安心です。テストや提出物に取り組んだことは、相談の中で伝えておきましょう。

相談から分かる、大切にしたいこと
  • テストに行けたことを、まず認める
  • 解けなかった単元は1つずつ学び直す
  • 進路は早めに学校と相談する

家での勉強と、人の手を借りる選択肢

先に結論

家での勉強は、テスト範囲のすべてをやろうとせず、教科書を読む、ワークの基本問題を解く、といった小さなことから始めるのが基本の形です。

学校に行けていない時期の勉強は、『どこから手をつければいいか分からない』と感じやすいですよね。まずは1日1教科、ワークを1ページだけ、のように小さく決めてみてください。

本人の状態家での勉強の例
勉強に気持ちが向かない好きな教科の教科書を読むだけにする
少しならできるワークの基本問題を1ページだけ解く
テストを受けたい気持ちがあるテスト範囲表を学校から受け取り、範囲の基本問題を解く

勉強のしかた全体は期末テストの勉強法で、通信教材を使う方法は通信教材で期末テスト対策で紹介しています。保護者の関わり方は保護者ができるサポートも参考にしてみてください。

学校に行けていない時に、家で教科書とワークを少しずつ進める学習の手元の写真

一人でやるか、人の手を借りるか

家で一人で勉強を続けるのは、大人でも難しいことです。そんな時は、人の手を借りるのも一つの方法です。

例えば、授業を受けていない単元まで戻って学び直したい時や、本人のペースに合わせた計画を一緒に立ててほしい時です。分からない所をその場で質問できる相手がいると、勉強の習慣も少しずつ戻りやすくなります。

家庭教師のあすなろは、小学生・中学生・高校生に対応した家庭教師です。家に来てもらう訪問の授業と、Zoomを使うオンラインの授業があり、無料の体験授業も用意されています。

地域ごとに運営会社と公式サイトが分かれていて、地域の公式サイトには、学校に行けていない子向けの案内を設けているところもあります。お住まいの地域は家庭教師のあすなろの対応エリアから確かめてみてください。

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テスト勉強のやり方から、一緒に見てほしい方へ

家庭教師のあすなろは、勉強が苦手な子のサポートに力を入れている小学生・中学生・高校生向けの家庭教師です。ご自宅への訪問のほか、オンラインでも1対1で教われます。テスト前は出題されやすいポイントにしぼった勉強の進め方を教えてくれます。まずは無料の体験授業で、お子さんに合うか確かめてみてください。

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運営会社と公式サイトは地域ごとに分かれています。料金や内容はお住まいの地域の公式サイトで確認してください。

家庭教師とオンライン塾のどちらが合うか迷う時は、期末テスト対策に家庭教師は必要かや期末テスト対策のオンライン塾も読んでみてくださいね。

よくある質問

不登校で期末テストを受けないと、成績は1になりますか?

受けなかった時の成績のつけ方は学校ごとに違います。テスト以外の材料で評価する学校もあり、家での学習を考慮できる仕組みもあります。まずは担任の先生に、どのように成績をつけるかを聞いてみてください。

期末テストを別室で受けたいと、学校にお願いしてもいいですか?

お願いしてかまいません。対応できるかどうかは学校によって違いますが、相談すること自体はまったく問題ありません。テストの1〜2週間前までに相談しておくと、学校も準備しやすくなります。

家で通信教材を使った学習は、出席扱いになりますか?

国の通知では、一定の要件を満たせば、自宅でのICTなどを使った学習を校長の判断で出席扱いにできるとされています。対象になるかどうかは学校との相談で決まるので、担任の先生に聞いてみてください。

テスト範囲表やプリントは、家で受け取れますか?

多くの学校で、保護者が受け取りに行く、郵送してもらうなどの方法を相談できます。受け取り方は学校によって違うので、担任の先生に聞いてみましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 不登校の時の期末テストは、受ける・別室・受けないのどれを選んでもかまわない
  • 成績の扱いは学校ごとに違うので、テストの1〜2週間前には学校と相談する
  • 質問リストを持って行くと、相談がスムーズに進む
  • 家での学習を出席扱いにしたり成績に考慮したりできる仕組みがある
  • 家での勉強は小さく始め、必要なら人の手も借りる
期末テストドットコム

期末テストドットコム 編集部

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